「洗濯機のふち」の“黒ずみ”汚れがごっそり落ちる“洗濯機掃除のプロ”が教える徹底掃除術「習慣が大事」

家のこと

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2025.12.19

「最近、洗濯機のふちに黒カビが目立つ」「ゴムパッキンの汚れが取れない……」と、気になっていませんか? そこで今回は、洗濯機クリーニング専門店のプロに「洗濯機の“ふち”の掃除方法と汚れを防ぐポイント」を教えていただきました。

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教えてくれたのは……東海エネテック株式会社

洗濯機掃除に特化した洗濯機のまじんを運営する東海エネテック株式会社。洗濯機の分解洗浄を専門とし、プロならではの技術で各家庭の洗濯機を徹底的にクリーニングする。無料分解診断サービスも行い、要望に沿ったプランを提供している。

今すぐできる“ふち掃除”基本ステップ

洗濯機出典:stock.adobe.com

洗濯機のふちの汚れは、日頃のお手入れできれいにできます。きれいに保つコツは、月1回を目安にお手入れをすること。汚れが定着する前の対策がとても重要です。

用意するもの

掃除道具出典:stock.adobe.com

  • 塩素系浴室用洗剤(市販のカビキラーなど):黒カビが目立つ場合に使用
  • ブラシ(古い歯ブラシや隙間ブラシ)
  • ぞうきん
  • 綿棒
  • 保護用ゴム手袋・マスク
  • バケツ
  • ぬるま湯:仕上げのすすぎに使用

掃除の手順

掃除の前に

  • 洗濯機に洗濯物が入っていない
  • 電源を切ってふたを開ける
  • 換気を十分にする

の3つを確認しましょう。

洗濯機出典:stock.adobe.com

  1. 乾いたぞうきんで表面のホコリや糸くずを拭き取りましょう。隙間に入り込んだゴミは、ブラシでかき出します。
  2. ふちやゴムパッキンの隙間に、浴室用洗剤をスプレーします。10~30分ほどつけ置きします。
  3. 浮いてきた汚れは、ぞうきんや綿棒で丁寧に拭き取ります。届きにくい部分は、歯ブラシを使ってやさしくこすり洗いします。
  4. ぬるま湯でぞうきんを湿らせ、【洗剤が残らないように水拭き】をします。
  5. 頑固な汚れがある場合、再度洗剤を塗布してブラッシングしましょう(40℃前後のぬるま湯を少量かけると落ちやすくなります。)
  6. 掃除後は、空運転(すすぎ運転)を1回行いましょう。

空運転を行うことで、見えない部分の洗剤残りを取り除けます。乾燥機能がある機種は、乾燥のみを回して内部をしっかり乾燥させると、カビ予防に効果的です。

注意事項

塩素系洗剤と酸性洗剤を混ぜるのは大変危険です。
・塩素系洗剤が残ると、衣類が変色する可能性もあります。洗剤が残らないように念入りに水拭きを行いましょう。
・竹串など鋭い道具を使うと、ゴムパッキンを傷める可能性もあるので、使うのは避けてください。
・換気を十分に行い、手袋やマスクなど保護具を着用し安全対策を行った上で実施してください。

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しつこい黒カビ・ぬめりの対処方法

黒カビ出典:xn--78j0b6bveq218akodv4f.com

ご紹介したふち掃除の基本的ステップをこなすと、軽い汚れであれば落ちるでしょう。しかし、根を張った黒カビや広範囲に広がったぬめりには、より強力な別の掃除方法がおすすめです。2種類の漂白剤の使い方を知り、効率的に汚れを落としましょう。

1.塩素系漂白剤の特徴

塩素系の漂白剤は、黒カビの色素除去に効果的です。ただ扱いを誤ると、部品の劣化や衣類の変色を招きます。以下の注意点に気を付けて使いましょう。

【注意点】
・喚起をしっかり行い、ゴム手袋やマスクを着用。
・金属部分や色もの、ゴムパッキンには長時間触れさせない。
・酸性洗剤(クエン酸など)と混ぜない。
・使用後は水拭きを徹底し、最後は空運転を行って残留成分を完全に除去する。

塩素系漂白剤が長時間触れることで、変色や劣化の原因になります。また、酸性洗剤と混ぜることで有毒ガスが発生するため、大変危険です。使う際は、取扱説明欄や製品表示を守り、慎重に使用しましょう。

2.酸素系漂白剤の特徴

酸素系漂白剤は発砲作用で汚れを浮かせ、ゴムや色柄ものにも比較的やさしいのが特徴です。定期的な槽洗浄や軽度のカビ除去にも向いています。

毎日続けられる予防習慣

洗濯洗剤出典:stock.adobe.com

洗濯機のふちを汚さないための予防は、日常のちょっとした工夫が大切です。以下の4つのポイントを覚えておきましょう。

  1. 洗濯をした後は、ふた(ドア)を開けて槽内を乾燥させる ※ドラム式は内側から開けられない機種が多く危険です。小さなお子様がいるご家庭では、ふたを閉めてチャイルドロックを活用してください。
  2. 洗剤・柔軟剤は、メーカー推奨の適量を守る
  3. 糸くずフィルターや投入口、洗濯パンを定期的に掃除する
  4. ぬれた衣類を洗濯機に放置するのはやめる

洗剤や柔軟剤の入れすぎは、石けんカスの原因になります。また、ぬれた衣類を洗濯機から取り出しておくと、雑菌や生乾き臭の予防につながります。

こうした日常的なケアによって、洗濯機のふち汚れやカビの発生を大きく抑えられます。ぜひ清潔な洗濯機をキープしてくださいね!

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