1)使い道を自分で決める大切さを伝える
お年玉は、普段のお小遣いよりもまとまった金額になりやすく、「何に使うかを自分で考えて決める練習ができるお金」です。すぐに欲しいものを買うのではなく、本当に必要なのか、どれくらい大切に使えそうかを考える時間を持つことが大切です。
自分で決めた使い道には責任も生まれますが、その分、満足感や学びを得ることができます。まだ上手に考えられない年齢のお子さんであれば、大人が一緒に話し合いながら考えるとよいでしょう。
衝動的に使うのではなく、長い目で見て自分にとって役立つお金の使い方を少しずつ身につけていくと、将来にもきっと役立つはずですよ。
2)全部使わずに少し残す習慣をつける
お年玉をもらうと、すぐに全部使いたくなってしまうお子さんもいれば、どう使えばよいかわからず、とりあえず全額を貯金するお子さんもいます。どちらも間違いではありませんが、大切なのは「使うこと」と「残すこと」のバランスを知ることです。
たとえば「半分は使って、半分は残す」「欲しいものを買ったら、残りは貯めておく」など、家庭ごとに無理のないルールを決めてみるのもよいでしょう。
少しずつお金が残っていく経験は、計画的にお金を使う力を育ててくれます。また、後から本当に欲しいものが見つかったときに、使えるお金が残っているという安心感を得ることもできます。
こうしたバランス感覚を学ぶ機会が少ないと、大人になってからお金の使い方に悩むケースも見られます。子どものうちから意識しておくことで、将来への安心につながります。
3)使った後に振り返る習慣をつける
お金は、使って支払ったらそれで終わりではありません。よりよい使い方を身につけるためには、「本当に満足できたか」「他にもっとよい使い道はなかったか」など、お金の使い道について振り返ることが大切です。
買ってはみたものの、思ったより使わなかったものがあれば、「なぜ欲しいと思ったのか」「どんな点を期待していたのか」を一緒に考えてみましょう。その振り返りを通して、気持ちだけで判断してしまったことや、事前に考えておくべきポイントに気づくことができます。こうした経験の積み重ねが、上手な買い物の仕方を学ぶことにつながります。
年末年始は家計を見直す家庭も多い時期です。子どもがお年玉の使い方を振り返ると同時に、大人も自分の使い方を見直す習慣を持つと、家族みんなでお金の使い方を考えるよいきっかけになります。
将来に役立つお金の使い方を伝えよう
お年玉は、ただ自由に使えるお金を与えるだけではなく、お金との付き合い方を学ぶ大切な機会です。もらったお金を考えながら使う経験は、将来お子さんが自分でお金を管理するときに活きてくるでしょう。
お年玉を通して、「お金は大切に扱うもの」という感覚を少しずつ身につけることが、子どもの将来にとって大きな財産になるはずですよ。




