「ジャーナリング」とは?
ジャーナリングとは、頭の中に浮かんだことや気持ちを、そのまま紙に書き出す習慣です。日記が「一日の出来事を記録するもの」だとしたら、ジャーナリングは「今の自分の気持ちや考えを整理するもの」。
正しく書こうとしたり、きれいな文章にまとめたりする必要はありません。「なぜモヤモヤしているのか」「本当はどう感じているのか」を言葉にして、頭や心の中を整理しやすくします。考えすぎて疲れてしまう人や、自分を責めがちな人にこそ、取り入れやすい方法です。
以前の自分の状態
私はもともと、気づけば頭の中で反省会が始まりやすいタイプでした。家族や仕事、体調のことでうまくいかないと「私のやり方が悪いのかな」「もっと頑張らないと」と、自分を責めてしまう。眠れない夜や夫と意見の違いで言い合いになったときも、不安やモヤモヤを頭の中で何度も繰り返し、余計に疲れてしまうことがありました。
このままではしんどいと思い、少しずつ始めたのがジャーナリングだったのです。
ジャーナリングで得られた3つの変化
ここからは、自分を責めすぎていた私が、ジャーナリングを始めて起きた3つの変化をご紹介していきます。
1.事実と感情を分けられるようになった
ジャーナリングを続けて一番大きかったのは、「起きた出来事(事実)」と「感じたこと(感情)」を分けて見られるようになったことです。
以前の私は、出来事が起きるとすぐに「私がダメだから」と自分を責めてばかりでした。でも紙に書くと、起きたこと自体はシンプルだと気付きました。
例えば「夜中に何度も目が覚めた」のように、事実だけをノートやメモに書き出します。そのあとで、「不安になった」「寂しかった」などの感情を書き出すと、事実に対してどうしてそう思ったのかがはっきり分かってきます。それだけでも、頭や心のモヤモヤがスッと軽くなりました。
2.自分を責める時間が減った
もう一つの変化は、自分を責める時間が減り、立て直しが早くなったことです。
ジャーナリングをしていると「本当はどうしたかったか」「何がつらかったか」と、自分の気持ちがはっきり見えてきます。すると、責めるより先に「そりゃそう感じるよね」と、自分の感情に理解を向けられる瞬間が増えました。
例えば、夫に対してイライラしたとき、以前なら「私が短気なのかな」と責めて終わりがちでした。ノートに書き出してみると、「分かってほしかった」「一人で抱えたくなかった」と、心の奥にある本音が出てきます。そうすると、怒りだけの問題だけじゃなくて、自分が本当はどうしたかったかが分かってくるのです。
この変化が起きてから、私の中で大きかったのは「考えすぎてたかも」と自然に思えるようになったことです。自己否定ではなく、今の自分には何ができるかを考える時間が増えました。
3.小さな幸せに気づきやすくなった
そして、Saita読者の皆様に一番届けたいのがこの変化です。ジャーナリングを続けるうちに、小さな幸福感に気づきやすくなりました。
以前は「できていないこと」に目が向きやすく、達成したことがあっても「これだけしかできなかった」と自分を過小評価していました。でも、書く習慣ができると「今日できたこと」「今日うれしかったこと」を振り返られるようになります。
実際、私の生活の中にも小さな幸せはたくさんありました。例えば、急にもらえたひとり時間や、体調不良でも「今の私には無理をしないことが必要」と受け止められた瞬間。そんな日々の小さな幸せを、見逃さずにキャッチできるようになりました。
日々の幸せは特別な出来事がなくても、気づける回数が増えるほど育つものだと感じています。
ジャーナリングは、自分の心を軽くし、整える時間です。うまく書けない日があっても大丈夫なので、まずは1日1行からでも今の自分をラクにする習慣を始めてみませんか?





