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【2020年を振り返る】在宅時間増加で得たストレスフリー|川村真木子さんが得たもの、やめたこと

カルチャー

2020.12.31

オリンピックイヤーになるはずだった2020年は、まさかのパンデミックにより日本だけではなく世界全体が混乱と変化の年になりました。今もまだ続く新型コロナウイルスの大流行により大きく変わった私たちの生活。 コミュニケーション方法や働き方も変わり、外出頻度は極端に減りました。季節を問わずマスクをつけ、消毒を徹底する日々。今までの生活は大きく変わり、良くも悪くも驚くほど変化せざるを得ない1年でした。 そんな2020年、saitaで活躍頂いた皆さんに「2020年を振り返って、感じたこと、変わったこと、始めたこと」を聞きました。5人目は、コラムや対談で活躍頂いた「バリキャリ女子」こと川村真木子さん。

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川村真木子さんバリキャリ金融女子こと川村真木子さん

2020年という年は……

2020年をサラリーマンという立場で日本社会を見て思うのは、在宅勤務という働き方が定着したことで「仕事=成果」の図が明確になり、これまで沢山の企業を悩ませ続けてきたパワハラ問題やセクハラ問題など余分な軋轢がなくなり「仕事がしやすい」と感じる人が増えた気がします。

その中でオンラインセクハラ/パワハラなんかが新たに生まれた……なんて話も聞きますが、対面しないことで得られたストレスフリーを享受している人の数は相当数増えたと感じています。オンラインセクハラの内容は、「全身写して」とリクエストしたり「オンライン飲み」を強制したりと言ったことが多いようです。このオンラインセクハラ/パワハラは新たな社会問題として小さく話題になりました。

しかし、やはりリアルに比べると発生件数もインパクトも少なめかと思います。ラスメントの減少は在宅勤務によるメリットのひとつかと思います。

私自身の2020年の在宅勤務の経験を振り返ってみると、仕事環境というよりは、生活の方が大きく変わったという側面が強いです。在宅勤務出来ることによって朝のメイクの時間がなくなり、スーツを着て通勤する時間をゆっくり起きて朝食を作る時間に変えられました。あれだけ毎日着ていたスーツも、ストッキングもパンプスも全てなくなったら、いかにストレスフリーかを感じるきっかけにもなりました。
足を締め付けるストッキングは浮腫みの原因にもなりますし、スーツも肩が凝るんですね、スエットやTシャツで仕事をするようになって健康になった気がします。オンライン会議では文字通り、上半身ジャケット、下半身パジャマ…といった状況をリアルに実行してしまっています。これ、相当ブサイクだなぁと思いつつも、楽しく取り組みました。

 

2020年に買った満足度高めのお気に入り

大きな絵画

インスタのフォロワーさんで画家の方がいらっしゃるのですが、その方にニコラ・ドスタールの模写を描いていただきました。

安い買い物ではありませんでしたが、大好きな絵が家の中にあることでテンションが上がります。2020年はとにかく家の中で過ごすことが多かった年ですから、買った絵が励みになりました。

2020年 心に残った書籍、映画、ドラマなど

グレートリセット

『グレート・リセット〜ダボス会議で語られるアフターコロナの世界(日経ナショナルグラフィック社)』は良書でした。今回のコロナがどのように経済をリセットし、環境をリセットし、グローバル化をリセットし、地政学状況を変え、わたし達の暮らし方や考え方までを変えたのか、また今後どう変わっていくのかがタイムリーに書かれています。

2020年始めたこと

在宅勤務が始まった3月に始めたのが筋トレです。週に3回トレーナーさんに来ていただき、家の中でトレーニングする楽しみを実感しました。

在宅筋トレ

トレーニングってジムに行くまでが億劫だったりするんですね。家に来てもらえるとなると、まずそのハードルがないので継続しやすいです。あとはマシンを使わないトレーニングも気に入りました。
自重と軽めのダンベル、ストレッチポールを使うトレーニングは怪我の心配もなく、無理がないので長く続けられています。44歳にして筋トレが生活の一部に組み込まれたことで、体型維持に加え、健康に対する意識が全体的に向上したので、食べるものにも気をつけるようになりました。

2020年辞めたこと

2020年に辞めたことは「頑張りすぎること」。

例えば行きたくない飲み会、惰性で参加していた食事会やお付き合いなどを一掃しました。当初はコロナで強制的に参加出来なくなり、その後よく考えてみたらそもそも行く必要あったのか? と思うようになり、優先順位をつけたり断捨離する思考が強くなりましたね。

 

2021年への期待、どんな2021年になればいいと思いますか?

2021年はコロナから教えてもらった新しい価値観や生活様式を採用したうえで、以前のように人々が国境を超えて自由に行き来出来る世の中になって欲しいですね。
2020年はデジタルトランスフォーメーションや、オンライン化、移動制限や経済活動の縮小による環境への配慮などがコロナで一気に加速した一年でした。その変化の良い部分を大切にしつつ、ワクチンや治療薬の普及とともに行動制限のない自由な社会に戻って欲しいと願います。

 

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

川村 真木子

川村 真木子

奈良県生まれ。一児の母。高校時代に渡米、UCバークレーを卒業する。卒業後、米投資銀行ゴールドマンサックスを経て米大手投資会社に転籍。3万人のフォロワーを抱える社会派インスタグラム @makikokawamura_ が人気。

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