【クイズ】「憮然として立ち上がった」これ、怒ってる? 怒ってない!? #40代の新常識向上委員会

働く・学ぶ

2021.03.23

当たり前に使っていた言葉や、自分の中で疑うことのなかった常識が、もし間違っていたとしたら……。悲しいかな、恥をかくだけ。40代の大人には、もう誰も親切に指摘してくれません。だからこそ、「40代にありがち」「今さら聞けない」「もしかして時代遅れ!?」な常識をあなたに変わって徹底調査! 最新の大人のマナーや常識をアップデートしていきます。

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クイズ:「憮然として立ち上がった」怒っている?怒っていない?

 #40代の新常識向上委員会

答え「昔は違ったけれど、今は『怒ってる』の意味」

月日が経つと、その意味や使い方が変わってくる言葉があります。「憮然」もそのひとつ。

少し前の辞書で【憮然】を調べてみるとと……

失望してぼんやりするさま。失望や不満で虚しくしているさま(広辞苑 第6版)

など、「怒り」というよりは「驚き、失望、落胆」などを表していることがわかります。

でも面白いことに、最近の辞書では【憮然】の解説自体が変化!

【憮然】……思いどおりにならなくて不満なさま。落胆するさま。意外さに驚くさま。(大辞泉 第3版)

漢字の見た目? ぼんやりとした様子が怒って見えた? など、明確な理由はわかりませんが、「憮然」はいつの間にか、元々の意味から随分と違った意味が広く認知されてきました。


同じように「穿(うが)った見方」も本来の意味は「物事の本質を的確にとらえる見方をすること」だったものが、最近浸透している意味だと「疑ってかかるような見方をすること」になっています。

年代によって解釈が違うため、ご年配の方と話すときや、古典の文章を読むときなどは注意が必要ですね。

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