なかなか痩せない人が抱える「本当の原因」
脚やせやお腹痩せのトレーニングは、いまや星の数ほど世間に出回っています。なかには「これならできそう!」と感じて試したことがある人も多いのではないでしょうか。
トレーニングをしてもあまり効果が感じられなかったという人は「骨盤底筋」と呼ばれる筋肉をうまく使えずにトレーニングしてしまっていた可能性があります。
スポーツでもダイエットでも“大切なのは体幹(インナーマッスル)”とよくいわれますが、トレーニング初心者にとって骨盤底筋は体幹の中でも意識して鍛えることが難しい部位です。
骨盤底筋はどこの筋肉?
読んで字の如く、骨盤底筋は骨盤の底に位置する筋肉の総称です。ときには骨盤底筋群とも呼ばれ、まるでハンモックのように骨盤の中にある内臓を支える役割をしています。
骨盤底筋は、3層になっている「会陰幕(えんいまく)」「骨盤隔膜」「内骨盤筋膜」から構成されています。
足&お腹ダイエットとどんな関係があるの?
まずは足やお腹が『太る原因 → トレーニングしても痩せない理由』を合わせて確認してみましょう。l
- 内臓が垂れ下がっている → 腹筋の本来の力を出せない
- 正常な排泄を促す筋肉が弱い → 身体に老廃物が溜まりやすい
- 腹圧が弱く、呼吸が浅い → お腹周りの筋肉が使われにくい状態になっている
- 骨盤が歪んでいる → 正しい足の動きができないまま運動している
- 内転筋が使えていない → 太もも外側の筋肉ばかりが使われ、余計に足が太くなる
これら全て、骨盤底筋が弱くなっていることが原因の一つと考えられます。
さらに出産・加齢・運動不足など、人によってさまざまな理由から骨盤底筋が緩んだり衰えたりしている可能性もあります。足やお腹周りの筋トレには、骨盤底筋が正しく使われていることが重要であり大前提です。
つまり、骨盤底筋さえ上手に使えるようになれば、日常生活で自然と下半身やお腹周りの筋肉が使われるため、特別なトレーニングをしなくても痩せはじめる人もいます。または、今までと同じトレーニングであっても効果を大きく感じられるようになります。
足&お腹痩せを叶える骨盤底筋トレーニング
今回のトレーニングは寝たまま行うことができます。道具も必要ないため手軽に始めることができ、初心者にも挑戦しやすいでしょう。さっそく、やり方をチェックしてみましょう!
やり方
床に仰向けになり、足裏同士を合わせた「合蹠のポーズ」からスタートしましょう。
- 手の位置は身体の横に置くか、肘を立てておく。(やり易い方でOK)
- お尻の穴をギュッと閉じるような(または尿意を我慢するような)感じで下腹部に力を入れる
- 息を吸いながら、お尻を天井方向へ持ち上げる
- 胸〜お腹〜ヒザまでが一直線になる高さが目安
- 息を吐きながら、ゆっくりお尻を床に下ろす
- 2〜4の動きを10回を1セットとして行い、2〜3セット繰り返す
- セット間の休憩は1分程度が目安
骨盤底筋を鍛えるて健康促進も!
骨盤底筋を鍛えると、自然と脚やお腹が痩せてきます。さらに正常な呼吸や排泄が促されることで、健康促進も期待できます。ぜひ、今日から試してみてくださいね!