新米は水分量が多い
新米と古米では、水分量が大きく違います。
お米は収穫から時間が経つほどに、水分が抜けて乾燥していきます。
冷蔵庫に野菜を入れておくとしなびるのと同じように、お米も少しずつ劣化していくのです。
穫れたての新米は、水分量がしっかりと保たれているため、やわらかくもっちりとした食感になります。
しかし、水分を多く含むゆえに、炊き方によってはベチャっとした食感になることも……。
新米をおいしくいただくには、新米に合うやり方で炊くことが重要なんです!
新米をおいしく炊くコツ
1回目のとぎ汁はすぐに捨てる
お米がぬか臭くならないよう、はじめのとぎ汁は、新米が吸収しないよう手早く捨てましょう。
3回ほどさっとといで、1回すすぐ程度でOKです。
新米はやわらかく割れやすいので、力を入れすぎないように注意します。
1時間ほど水に浸す
新米の浸水時間は、1時間が目安です。
長く浸しすぎると、お米の水分量が多くなりすぎて、炊きあがりがやわらかくなります。
せっかくの新米がふやけすぎないよう、1時間以上の浸水は避けましょう。
水の量は気持ち少なめに
水分量が多い新米は、古米と同じ水加減だとベタベタした炊きあがりになることがあります。
やわらかい炊き加減が好みでない方は、気持ち程度水を減らしましょう。
2合の場合は、1.8合の水加減で炊くといいです。
0.2~3ほど水を少なめにすると、ちょうどよい塩梅になります。
空気を入れながらほぐす
炊きあがったごはんは、空気を入れるように優しくほぐしましょう。
新米はやわらかいので、混ぜすぎるとお米がつぶれてしまいます。
底のごはんがつぶれて粘りが出ないよう、下からすくうのもポイントです。
新米をおいしく炊きあげよう
炊き方のコツを知っておくと、最高においしい新米を楽しめます。
ぜひお気に入りのおかずとともに、2023年穫れたての新米を味わってください。