ピーマンは野菜のオールラウンダー
おなじみ野菜の代表選手、ピーマン。
みなさんごぞんじのように、旬は夏です。
本来ならば「旬の野菜が体によいので摂りましょう」と言いたいところですが、なんといってもピーマンは
- 一年中、ほぼ安定した価格で売られている
- 栄養は豊富
- 冷蔵庫で長持ちする
と三拍子揃った優秀な野菜。
おまけに
- 皮むきがいらないので、すぐに使える
- 彩りよし、生でもクタクタに加熱しても美味しい
- なんなら、種まで食べられる
と、完璧なオールラウンダーぶり。日々のごはんのレギュラー選手にふさわしい使いやすい野菜です。
これから年末に向かっての慌ただしい時期、また、年末に向かって野菜が高騰しはじめるときに頼もしい味方になってくれます。
ピーマンの栄養とは
特に美容効果や抗酸化作用の高いビタミンCが豊富。風邪の予防にも有効なので、冬にも積極的に摂りたい栄養素です。
そのほか、血流をよくするので冷え性対策にいいとされるビタミンEや抗酸化作用が強く活性酸素を取り除くβカロテン(ベータカロテン)も豊富です。
ビタミンEやβカロテンは脂溶性で油と合わせると相性がよい。
ビタミンCはたんぱく質と一緒に摂るとコラーゲン生成にも役立つ。
ということで、チーズや豚肉と合わせて油で焼くこの料理は年末の疲れた体にもぴったりな一品なんです。
ピーマンチーズの肉巻き(調理時間 15分)
材料(4人分)
・豚しゃぶしゃぶ用肉……200g
・ピーマン……8個
・シュレッドチーズ ……100g
・油……小さじ2
作り方
1 ピーマンは半分に切り、タネをとる。
2 ピーマンの中にチーズを詰め、肉の上におく。
3 豚肉で包むように巻く。
脂身が外側に出るように巻いたほうが、カリッと香ばしく仕上がる。
4 フライパンに油を中火で熱し、肉の巻き終わりを下になるように並べて焼く。
4 しっかり巻き終わりを焼き固めてから、動かしながら全面に焼き色をつける。
5 肉の端からチーズが溶け出してくるので、そのチーズもカリッと焼くとおいしい。
※ チーズの塩分があるので、塩は加えていません。
お好みで、表面にだけ塩をふって焼きましょう。
ピーマンは4等分するとひと口サイズで食べやすい
ピーマンの大きさにもよりますが、半切りだと大きすぎるということもあるかもしれません。
その場合には、4つ割りにして作ってみてください。
パクッと食べられるサイズに仕上がります。
2つ割りよりもチーズが漏れ出しやすくなりますが、その分カリッと焼けたチーズも楽しめます。
お好みでピーマンの切り方は調節してみてくださいね。
ピーマン×チーズは腸活にもよい!
チーズ一切れ20gで、牛乳200ml分のカルシウムが摂れるともいわれるほど。コンパクトに牛乳の栄養が凝縮されています。
発酵しているので、牛乳は苦手という人でも摂りやすいのが嬉しいところ。腸へのよい作用も期待できます。
腸活には、
- 乳酸菌などの善玉菌と
- 善玉菌のエサとなる食物繊維
を一緒に摂るのが効果的。
その意味でも、乳酸菌が豊富なチーズと食物繊維が豊富なピーマンの組み合わせは理想的です。
どんなチーズでもOK
スライスチーズやベビーチーズ、カマンベールチーズなど家にあるチーズで試してみてくださいね。
もしも豚肉はコマ肉しかないわ、というときには豚肉とピーマンを炒め合わせて、最後にチーズをのせて溶かしたチーズ焼きもおすすめです。家にある食材で、いろいろアレンジしてみてくださいね。