きゅうりパワーを最大限に引き出す!
夏のおなじみ野菜、きゅうり。水分が多く、水分補給ができることでも知られる野菜ですが、想像以上に栄養豊富なのです。
特に多いのが、カリウムとビタミンK。
カリウムはむくみや高血圧を防ぐ効果で知られますが、汗と一緒に失われてしまいます。そのカリウムを補うことができるので、これから蒸し暑くなる時期には積極的に食べたい野菜です。
ビタミンKにはカルシウムの吸収を助ける効果があるため、カルシウム豊富なごまと合わせることで効果アップ。大さじ1杯のごまには牛乳100mlと同等のカルシウムが含まれます。
今回ご紹介するレシピでは、牛乳200ml分のカルシウムをとることができる上、きゅうりと合わせることでその吸収を高めてくれるのです!
味噌と豚肉で、ととのえ効果もアップ
冷やしたきゅうりのベストパートナーといえば、味噌。おいしいだけではありません。
きゅうりは体内にこもった熱をとる効果があり、初夏〜夏の体をととのえてくれる大切な野菜ですが、ときには体を冷やしすぎてしまうことも。温め効果のある味噌を一緒に食べることで、体を冷やしすぎることを防いでくれます。
豚肉も味噌と相性抜群なので、美味しくないはずがない組み合わせ!
また豚肉には疲労回復効果が見込めるビタミンBが豊富に含まれるので、きゅうりに足りないビタミンBを補って栄養バランスも完璧に。おいしいだけでなく、きゅうりのよさを引き出す最強のレシピなのです。
きゅうりと豚しゃぶのごま味噌和え(調理時間10分)
材料(4人分)
豚ももしゃぶしゃぶ用肉……200g
きゅうり……3本
【タレ】
・味噌……大さじ2弱
・砂糖……大さじ1
・麺つゆ(3倍濃縮)……大さじ1
・酢……小さじ2
・白すりごま……大さじ2
作り方
1. きゅうりは食べやすい大きさの薄切りにする。
スライサーがあると早い。輪切りよりも斜め切りにすると食べごたえが出ます。
塩ひとつまみで軽くもむと、皮のえぐみが取れる。出た水はしっかりと絞る。
2. 豚肉をゆでる。
色が変わったら水にはなす。
3. 水を絞ったきゅうりと水をきった豚肉を合わせ、混ぜ合わせたタレをかける。
しっかり混ぜ合わせてから、器に盛る。
【ポイント1】スライサーの代わりにピーラーでも
きゅうりは包丁で切ってもよいですが、スライサーやピーラーで切ると手軽。薄く切れるので、軽やかな舌ざわりで食が進みます。
ピーラーを使う場合には、長く切り出してから3等分くらいに切ると食べやすくなります。
スライサーを使う場合には、好みの大きさの斜め切りに。
【ポイント2】きゅうりの栄養は皮にあり!
皮のえぐみや渋みが気になるときには少し皮をむいてもOK。
ですが、ビタミンCは皮や種の部分により多く含まれるというデータもあり、栄養面を考えるなら、皮ごと食べるのがおすすめです。
甘めの味噌味で、満足感あり
さっぱりと食べがちなゆでしゃぶときゅうりの組み合わせですが、ほんのり甘い味噌ダレを合わせることでこっくりとした味わいに。
ボリューム感もアップし、メインの一品としても食べごたえのある味に仕上がります。
きゅうりを包丁で少し厚めに切ると、食べごたえはさらにアップ。
お好みの厚さに切って作ってみてくださいね。