暑熱順化とは?
汗をかきやすい体をつくり、体を暑さに慣らすことです。
人は汗をかくことで皮膚の血液量が増え、体内にたまった熱を外に逃がし体温調節ができるようになります。
暑熱順化をすることで、同一体温に対する汗の量が増え、熱中症になる危険性が下がります。暑熱順化は、数日~2週間ほどかかることもあり、すぐには対応が難しいため早めに慣れておくことが重要です。
暑熱順化のポイント
1.湯舟につかる
2日に1回は湯船での半身浴がおすすめです!
39~41℃のお湯に半身浴で10分程度つかりましょう。
シャワー派の人は、首とお尻部分にある「仙骨」を温めるようにするのがコツ。
これによって自律神経が整います。
2.運動を取り入れる
特別なことではなく、日常生活の延長で運動を取り入れることが大切です。
一駅分歩いてみたり自転車通勤から徒歩に切り替えてみたりと、日々の過ごし方を工夫して、1日30分程度のウォーキングをしてみましょう。
3.腸内環境を整える
腸内環境が悪化すると、悪玉菌が産生する有害物質が血液中に入って全身を回り、わずかな脱水状態や気温差にも体が対応できなくなります。
発酵食品や食物繊維を摂取して、腸内の善玉菌を活発にすることが有効です。
善玉菌の代表格であるビフィズス菌はお腹の中で加齢とともに減少していくこともわかっているので、積極的に摂りましょう。ビフィズス菌が悪玉菌の増殖を抑え腸内環境を改善してくれます。
ビフィズス菌が摂れるのは基本的にはヨーグルトです。ヨーグルトでもビフィズス菌が入っていないものもあるので、パッケージをよく確認しましょう。
熱中症対策は「腸活」で!
熱中症を防ぐためには、十分な水分補給はもちろん、「自律神経のバランスを整える」「腸を整える」「睡眠をしっかりとる」「体を冷さず風邪などを引かない」の4点が重要です。
自律神経や免疫システムを正常に働かせるためには、腸の動きを良くして、老廃物をためないようにすることが必要です。
腸内環境を整えて、熱中症対策に備えましょう!
詳しくは動画でも確認いただけます。