不眠・頭痛・不安感…「自律神経の乱れ」が原因かも!すぐにできるセルフケア

心と体

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2024.08.31

「検査をしても悪いところは無いのに、だるい」「更年期症状かと思ったら自律神経が原因だと言われた」……こんな声を耳にしたことはありませんか?女性に多いこれらの症状は自律神経の乱れが心身に影響を及ぼしていることを意味しています。 まずは自律神経ってなに? という「そもそも」からスタートです。

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そもそも自律神経って?

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自律神経は、普段、私たちの意思とは無関係に、心拍数や呼吸、消化など、体のさまざまな機能をコントロールしています。一般的に私たちの体は、昼間は「交感神経」が優位に働き活動モードになり、夜間は「副交感神経」が優位に働きリラックスモードに切り替わるため、「日中はエネルギッシュに活動し、夜は穏やかに過ごす」ことが、身体にとって自然だというわけです。

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「眠れなくなるから寝る前にコーヒーを飲まないほうがいい」といわれるのは、コーヒーに含まれるカフェインが活動モードを支える「交感神経」を刺激してしまうため、夜になっても「副交感神経」がうまく働かず、リラックスモードに切れ替わりにくくなるからです。
そして、一旦このバランスが崩れると様々な不調となって身体に影響を及ぼします。

自律神経が乱れるとどうなるの?

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自律神経が乱れると、めまい、頭痛、動悸、息切れ、冷え性、便秘、慢性的な疲労感などが現われ、また不安感、イライラ感、集中力の低下、不眠、うつなど精神症状が現れる場合もあり、特に女性は、思春期、妊娠、出産、更年期、閉経と年代によってホルモンバランスの変化が大きく、これらの年代の節目に自律神経が乱れることが多いようです。

自律神経が乱れる原因は?

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自律神経の乱れとは、コーヒーを例に挙げたように、然るべき場面で適切な神経が働かず、どちらか一方だけが優位になり続ける状態のこと。
例えば、引っ越しや異動などで環境が変わったり、人間関係で不安を抱えていたりすると、心身ともに緊張状態(ストレスを受けた状態)が続き、交感神経がONの状態を長く保ちながら生活することになり、その結果として、身体のコリ、めまい、不安感、冷え、不眠、倦怠感、頭痛などが起こり、悪化すると「自律神経失調症」状態となります。

自律神経を保つ!?プチアイデア

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ストレスの無い生活を送ることはとても困難なこと。とはいえ、活動モードとリラックスモードの切り替えを心がければ、自律神経を正常に保つことができるはず……リラックスモードを確保するために、「やって良かった!」アイデアをご紹介!

リラックス出典:www.photo-ac.com

・安眠のため日没後はカフェインを摂らない。
・自宅でのリラックスタイムは座るよりゴロゴロ。
・帰宅後のメールやLINEの返信はPCで。可能な限りスマホデトックス。
・ソワソワもやもやするときは原因を探さず音楽と香りを楽しむ。
・何もしない日を確保する。手帳やカレンダーに「休み」と書く。
・カフェに行って手帳を広げる。帰りに花を買う、

ちょっとした経験から…

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実は、私自身が自律神経失調症に悩まされ、治療のための薬剤の副作用の辛い経験から「日々の暮らしの中でのONとOFFのスイッチング」を意識するようになりました。
ストレスが小さいうちにリリースできるよう、自分のためのオリジナルな「リラックススイッチ」を見つけておくと、自律神経を乱すことなく心身ともに健康でいられますね。

◆取材協力:まくらくま  関西カイロプラクティック医学院卒業 一般社団法人KCS会員
KCSセンター武蔵小杉セラピスト
「背骨をやさしく動かして不調を改善します。キレイな身体はキレイな脊柱から。」
KCSセンター武蔵小杉 

◆参考:働く女性の心とからだの応援サイト(ストレスとは)

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著者

みやむらけいこ

みやむらけいこ

ライター歴20年。「あなたに逢いに行きます」取材ではなく出会い、インタビューではなく会話。わかりやすい言葉で丁寧に「ひと」を伝えます。好きなものは、サーフィンと歌舞伎、主食はチョコレート。#人生はチョコレート

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