無意識にネガティブな言葉を言っているかも…。「幸福度」を下げる“3つの口癖”と“5つの対策”

カルチャー

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2025.09.29

心理カウンセラーのyoshikoです。「ついネガティブな口癖が出てしまう」「前向きに過ごしたいのに気持ちが重い」と感じていませんか? 小さな言葉の積み重ねは、心の癖をつくります。今回は幸福度を下げる口癖と、手放すための習慣をご紹介します。今の自分を責めず、できることから一歩ずつ整えていきましょう!

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幸福度を下げる3つの口癖

何気なく口にする言葉は、心の状態や行動に大きな影響を与えます。ここでは、日常に潜む「幸福度を下げる3つの口癖」をご紹介するので、ぜひ振り返ってみましょう。

「できない」と決めつける

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最初から「できない」と言い切ると、脳は挑戦する機会を自ら閉ざしてしまいます。できる方法を探す前にマイナスな結論を出すクセは、自己効力感を下げます。「今は難しいけれど、できることから」と、少しずつでも取り組める余裕を作っておきましょう。

他人と比較して落ち込む

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「同い年なのに」「あの人はすごい」など、周りとの比較は焦りを生み、自分の成長を感じにくくします。比べる相手を過去の自分に変えると、小さな前進が喜びに変わるのです。昨日より1ミリでも進んだ成果を、具体的に言語化してみましょう。

不安や批判を繰り返す

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「どうせ失敗する」「あの人のせいだ」と実際に言葉にすると、思考は証拠集めに向かうものです。ネガティブな言葉は不安を増やし、行動のエネルギーを奪ってしまいます。事実と感情を分けてみましょう。「今の私は不安な気持ちだ」と丁寧に認識するだけでも、心は落ち着きを取り戻せます。

口癖を手放す5つの習慣

口癖を変えるには、意識と行動を少しずつ積み重ねることが大切です。これからご紹介する「5つの習慣」を取り入れると、自然に前向きな言葉が増えていきます。

前向きな言葉に言い換える

前向きな人出典:stock.adobe.com

「できない」ではなく「まだ練習中」「今日はここまで進んだ」など、できたことに目を向けましょう。言葉や捉え方を少し変えるだけで、脳は行動した事実を記憶してくれます。家族や同僚、友達にも同じような視点で声をかけると、自己肯定感を高め合えますよ。

感謝の気持ちを育む

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一日の終わりに「今日よかったことを3つ」挙げてみましょう。私も実践していますが「Aさんが前髪を切ったことに気づいてくれた」「ゆっくり湯船に浸かれた」など、些細な内容ばかりです。小さなありがとうの積み重ねは、自己肯定感と安心感を育てられます。

今の自分を認める

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「完璧じゃない私」を否定しないことが大切です。体調がよくない日も「休むこと」に時間を使った自分を、丸ごと認めてあげましょう。自分に対する評価の基準が結果からプロセス(過程)に変わると、物事の捉え方もプラスになりますよ。

自分や周りの人を褒める

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「具体的に、短く、すぐ褒める」がポイントです。「締切を守ってえらい」「声かけ助かった」など、行動した内容を具体的に伝えてみましょう。褒め言葉は、相手だけでなく自分も明るく前向きな気持ちになります。鏡の前で自分にも「今日の私も素晴らしい」と笑顔で声をかけてあげるのもおすすめです。

今できることに集中する

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未来に対する不安や過去への後悔に囚われるのではなく、今この瞬間を大切に生きましょう。5分だけ机を整える、深呼吸を5回するなど、小さな行動で今の環境を過ごしやすくするのが効果的です。やりたいことリストを作って、1日1つずつでも実行すると、より充実した日々を過ごせるでしょう。

毎日の言葉遣いは、日々の行動や習慣に直結するものです。幸福度を下げる口癖を使っていることに気づけたらチャンスです! 「完璧」を目指さず、言い換えと小さな行動を積み重ねて、幸福度をどんどん上げていきましょう!

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著者

yoshiko

yoshiko

メンタル心理カウンセラー・チャイルドカウンセラー。大学で障害児教育や教育心理を学んだ経験から、塾講師時代は親子の関わり方を「ほめる」ことでサポートしてきました。現在は子どもの成長を見守りながらWebライターとして活動中。読んでくれる人の心にそっと寄り添う記事をお届けします。

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