NGその1.ホーロー鍋
冬の煮込み料理に活躍するホーロー鍋ですが、急激な温度変化に弱い欠点があります。強火で一気に加熱するなど、使い方や献立によっては底がコゲつくことも……。
メラミンスポンジを使えば簡単に焦げが落とせそうですが、ホーロー鍋への使用はNGです。ホーロー鍋はガラスの膜でコーティングされているため、メラミンスポンジでこすると剥がれるおそれがあります。独特のツヤが曇るリスクもありますので、研磨して汚れを落とすのは避けましょう。
※一部メーカーでは軽い汚れに限り使用可としている場合もありますが、高級ホーロー鍋(ル・クルーゼなど)は使用禁止を明記しています。
NGその2.炊飯器の内釜
炊飯器の内釜にも、フッ素コーティングが施されています。炊きあがったごはんが内釜にくっつかないのも、こういった加工のおかげです。
そのため、メラミンスポンジでこするのは間違ったお手入れ方法。このコーティングが薄く削れてしまい、内釜にごはんがこびりつきやすくなるおそれがあります。
内釜のお手入れは、台所用中性洗剤とやわらかいスポンジを使いましょう。
NGその3.電気ケトル内部

電気ケトルの内側は、水アカができやすい場所です。でも、メラミンスポンジの使用はおすすめしません。艶のあるステンレスは傷がつきやすく、メラミンスポンジでこすると細かな傷に汚れが入り込み、余計に落ちにくくなります。
ケトルの内部は、クエン酸を使うお手入れ方法がおすすめ。クエン酸を入れてお湯を沸かすだけでスルッと汚れが浮くので、こすらないほうがむしろキレイになりますよ。
メラミンスポンジを使う前に素材の確認を
メラミンスポンジは便利な掃除アイテムですが、どこでも使えるわけではありません。素材によっては、汚れと一緒に表面まで削れてしまう場合があります。
メラミンスポンジでお手入れする前に、こすっても問題ない素材か確認すると安心です。


