今日も ‟正しい子育て”ができていたかな?
小4の娘がいる。子育てに悩み始めてからは、SNSや育児書を参考にしながら頑張ってきた。子どもが学校の話をしてきたら、途中で否定しないよう最後まで聞く。“寄り添う声かけ”を意識する。寝る前には肯定的な言葉をかける。1人になり考えると、ふと自分がわからなくなるときがある。‟誰にでも親の顔はあると思うけど、私は本音で娘と接することができているのかな。”
SNSを開けば、「NG声かけ」「子どもを傷つける親の特徴」「自己肯定感を伸ばす親」などの情報が毎日のように流れてきます。
「正しい子育て/理想の子育て」が溢れており、昔より子育てはしやすくなったように思われます。
しかし、実際はその逆。
“いい親でいよう”とするほど苦しくなる親も増えています。
なぜ、育児が息苦しくなるのか。肩の力の抜き方を考えていきましょう。
社会に作られた「親が頑張りすぎる構造」
今の子育ては、“親の関わり方”そのものが評価されやすい時代。
- 親がどう声をかけているか
- 否定的な言葉を使っていないか
- 子どもの自己肯定感を下げていないか
まじめな方ほど、「今の言い方よくなかったかな」「もっと受け止めたほうがよかった?」「怒ったせいで傷つけたかも」と悩み、‟よい親”に適応し続けようとする。
いわゆる“過剰適応”になっている方も増えています。
本当は疲れている。一人になりたい。イライラしている。
しかし、ちゃんとした親でいたい気持ちが強いほど、それを押し込めてしまう。
すると次第に、「子育てってこんなに厳しいものなの?」と感じて苦しくなっていくんですね。
「いい親」を頑張りすぎないために、今の時代だからこそ見直したいこと
1.「子どもの機嫌=親の関わり方の結果」と捉えない
子どもが少し元気がない。返事がそっけない。不機嫌そう。
するとすぐに、「私の接し方まずかったかな」「傷つけた?」と、自分に原因を探し始めていませんか?
しかし子どもは、さまざまな理由で不機嫌になるもの。
友人関係、先生の一言、部活の空気感、気圧、天気、寝起きの悪さ。
また、自由に振る舞えている子こそ、不機嫌を家庭で表現しやすいんです。
子どもの機嫌に敏感な方こそ一度、「子どもの機嫌」と「親の責任」を切り離すのが大切です。
2.「ちゃんと向き合う」をし続けなくてよい
熱心な親御さんほど、子どもが寝つくまでずっと‟子育て対応モードMAX”になっている方が多いです。
- 子どもが少し不機嫌でも、遠くから見守っておく。
- 喧嘩や悩み事を全てその日のうちに解決しようとしない。
- 親と子ども各々、好きな動画や本を見る。
子どもと向き合い続けるのではなく、並行して過ごす時間も大事にしていけると、親子関係が楽になっていきます。
3.「子育て情報」から意識的に離れる時間をつくる
SNSやAIアプリを開けば、「思春期対応/スマホ管理/自己肯定感/受験/発達特性など」、次々に情報が流れてきます。
まじめな方ほど、情報を見るたびに「もっとこうした方がいい?」「今のままで大丈夫?と、自分の子育てを点検して疲弊してしまうようです。
今の時代は、“知らなすぎる不安”より、“知りすぎる不安”のほうが増えているのかもしれませんね。
だからこそ、ときには
- 子育てアカウントを見ない日をつくる
- 不安になる情報から距離を置く
- 「情報収集」をやめて、実際の子どもの様子だけを見る
時間を持つことも大切です。
イライラしても、余裕がなくても、受け止めきれなくても、親子関係は簡単に崩れません。
子どもは、‟ちゃんとした関わり方”より、“その家庭らしい関係”の中で安心して育っていきます。



