男は対話が苦手?
諸説ありますが、こうしたことはよく言われますよね。でも、対話が好きな男性だってたくさんいます。 そして対話を避けたがる理由ももちろん人それぞれ。 今日は、よく聞くケースを3つピックアップしてみます。
1.自己防衛のため
たとえば家事育児の話をしたいとき。夫が「自分はあまりやってない」と自覚がある場合、この話は自分を責められる感覚になるため、話をしたくないと思ってしまいます。 他にも、これまでの夫婦での話し合いの中で、感情的に責められた記憶があり、またそうなるんじゃないかと思うと、嫌になるのではぐらかしてしまったり。 いずれにせよ、自分が責められたりしたくない、という気持ちから対話を避けてしまうケースはよくあります。
2.家はリラックスする場所だから、頭を使いたくないため
仕事で頭を使って、疲れて、ストレスもたくさん抱えてる。だから家くらいはゆっくりしたい。 そう思っている男性って結構多いようです。つまり自分は家庭内で「ケアされるべき存在」だと無意識に思ってしまっている。 自分が家庭を「ケアする存在」であるということがすっかり抜けてしまっているケースです。
3.話をするのが苦手なため(聞かれても上手く答えられないから)
とくに感情表現が苦手だったり、意思決定が苦手なケース。「話し合い」=「意思決定をしなくてはならない」という無意識の思い込みがある人が結構います。 言い方を変えれば、「話のオチ」とか「結論」が必要だと思っている。こうしたコミュニケーションの取り方を「レポート・トーク」と言います。レポート・トークが得意なら、話し合いから逃げる理由にはなりませんが、結論をつけなくちゃいけないとプレッシャーに感じて逃げてしまうことがあります。
どうやって対話する?
では、どうやって対話できる関係になっていけばいいのでしょうか。 僕は以下の2つが欠かせないと考えています。
1.向き合うのではなく、同じ方向を見る
「愛とは、お互いに見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見つめることである」 これはサン・テグジュペリの有名な名言です。 これをもう少し具体的にしてみるとこうなります。
何か話し合いたい内容がある場合、ついお互いに向き合いながらどちらが正しいか、つまり「あなたVSわたし」という対立構造になってしまいがちです。 でもこうした話し合いになってしまうと、お互いを責めたり論破しようとしてしまいます。 ですが、本来は「話し合うべき内容」に向けて、お互いが手を取り合いながら向かっていく。このスタンスが欠かせません。 ついつい「自分が正しい」「相手が間違ってる」と責めがちですが、そうした対立構造にならない意識が大切です。
2.対話の練習を続ける
普段から対話をする関係ができていれば、大切な話も切り出しやすいです。しかし、普段の対話がないままに重たいテーマについてだけ話し合おうと思っても、負荷が重すぎて二の足を踏んでしまいます。 だから普段からハイキングを楽しむような、答えのない対話を楽しむようにしてみましょう。答えを求めるレポート・トークに対して、これをラポール・トークと言います。 愛情形成のための対話ということです。
オチもいらない。結論もなくていい。話をすることで、お互いを知り、関係性を作っていくのです。対話は頭をつかう難しい作業ばかりではありません。 話しながら癒され、満たされ、楽しい気持ちになることだってできるのです。
何を話すかより、相手の声に耳を傾けよう
「そうはいっても何を話せばいいの?」と心配しなくても大丈夫。 ラポール・トークは何を話すかが大切なのではありません。いかに相手の声に耳を傾けるかです。
相手を知ろうと思って話を聴く。 そうした対話を少しだけ増やしてみましょう。



