飼いやすい犬種 ③ チワワ
大きさは、体長15cm〜23cm、体重1.5kg〜3kg程度で、先ほどご紹介したトイプードルやシーズーと比べてもかなり小型で、扱いやすいと言えるでしょう。
小さな体に大きな目で、可愛らしい見た目から人気のチワワですが、性格は神経質で慣れない人や場所が苦手で少し攻撃的になってしまう部分もあります。
見た目とは裏腹に強気な部分もありますが、積極的に他の人や犬と関わるようにしてトレーニングを積めば、犬独特の臭いが少なかったり運動量が少なくて済んだりなど、飼いやすいポイントはたくさんあります。
チワワは毛が抜けやすく、特に春と秋の換毛期には歩くだけでも毛が抜けます。
でも毛が生え変わりやすいぶん、小まめにブラッシングをしておけばシャンプーの回数が減らせるというメリットもあります。
そして、チワワに限らず小型犬に多いと言われている膝蓋骨脱臼という病気が特に目立つ犬種とも言われています。
これは膝のお皿が正常な位置からずれてしまう病気ですので、カーペットを敷いて床を滑りにくくするなどの予防をし、少しでも歩き方がおかしいと思ったらすぐに病院に連れて行きましょう。
犬を飼う際に覚えておきたい予備知識
犬種問わず犬を飼う際には、ぜひ覚えておいていただきたい予備知識もあります。
以前書いた記事と重複する部分もありますが、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
① お金がかかる
犬を飼うと、トイレやゲージなどのグッズに加えて、エサ代や病院代などとてもお金がかかります。
毎年1度の狂犬病ワクチン接種は日本の法律で定められていて、違反すると20万円以下の罰金となりますし、法で定められているもの以外のワクチンやフィラリア、ノミダニの予防薬は犬の健康を守るのにとても大切で、欠かさず行っていかなければなりません。
更にトリミング代、健康診断、場合によってはホテル代など……犬種にもよりますが1年間にかかる費用は1匹30万円という調査結果も出ています。
本当にその費用を毎年払い続けていけるのかを、しっかりと考えてくださいね。
② 散歩が必要
犬の散歩は、小型犬には必要ないという声もありますが、散歩は健康に必要な運動のためだけではなく、犬にとってストレス発散の場にもなります。
天気の悪い日に無理やり行く必要はないと個人的には思いますが、そうでない日はしっかりと時間をとって散歩してあげることができるのか、飼う前にしっかり考えておきましょう。
③ 生涯付き合っていくことが必要
ひとつの大切な命ですから、これは当たり前ですよね。
でも、中には「思っていたのと違った」と遺棄されて保護される犬たちも多くいます。
保護された犬や猫が必ずみんな助かるわけではなく、日本で1年間に殺処分される犬猫は8万頭以上にのぼります。
犬を飼う前にもう一度よく考えてみてください。
自然の摂理から言って、私たち人間よりも早く旅立ってしまう小さな命。
その最期の日まで、しっかりと世話をして愛してあげることができるか。
万が一、飼えなくなってしまった場合に信頼できる受け入れ先はあるのか。
アクセサリーやぬいぐるみではなく、尊い命です。
先のことまでしっかりと考えてあげてくださいね。
飼いやすい犬種と覚えておきたい予備知識をご紹介しました。
「飼いやすい」と言っても、犬を飼うということは決してラクなことではありません。
でも犬との暮らしは、大変なこと以上に幸せな気持ちを与えてくれることでしょう。
ぜひ前向きに犬との暮らしを検討してみてくださいね。
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