ポリフェノールのナスニンや、カリウムが豊富
ナスは、ビタミンやミネラルなどは多く含まれていませんが、紫色のナスの皮には、ナスニンというポリフェノールの一種が含まれています。また、可食部100gあたりに含まれるカリウムは、キュウリより豊富なんです。
ナスニンは、強い抗酸化作用があり、シミやシワ、たるみ、ソバカスなどの肌トラブルを防ぐ効果が期待できます。
また、コレステロールの吸収を抑制する効果や、血圧を下げ、高血圧症を予防する効果が期待されるほか、活性酸素の働きを抑制し、生活習慣病の予防などにも効果的。
さらにナスニンは、目の機能改善にも効果があるとされています。
カリウムには、体内の余分な塩分を排出する働きがあります。高血圧の予防や、むくみの解消に役立ちます。
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食べ方のヒント
ナスニンを摂取するなら、皮ごと調理
ナスニンは皮に含まれるので、その効果を期待するなら、皮ごと調理します。ナスニンは水に溶けやすいので、切ったらなるべくすぐに調理するか、水にさらすときは短時間にするとよいでしょう。汁ごと食べられるみそ汁などもおすすめです。
さらに、油と一緒にとるとナスニンの吸収率がアップします。
また、加熱すると、カリウムの作用は弱まります。そのため、体を冷やしたいときには漬物やサラダで食べるのがおすすめです。
体を冷やすので、食べ過ぎないで
ナスは食べ過ぎると、体が冷え、それに伴い腹痛や下痢が起こる可能性があります。妊娠中の人は、とくに食べすぎには注意が必要です。
保存のさいは、ラップに包む
ナスは水分が逃げてしまいやすいので、一つずつラップに包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。ただし、冷やしすぎると果肉が縮んでしまうので、温度が5度以下にならないようにしましょう。また、購入後、3〜4日で食べきるほうがよいでしょう。
冷凍は、生でする方法と加熱してからする方法があります。
冷凍したナスは、凍ったまま調理するのがおすすめです。ナスは水分が多いため、自然解凍すると水分が出やすくなるためです。
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