チョコを愛して50年のライターが自腹で購入「きっと誰ともかぶらない」絶品チョコレートatチョコレート博覧会

料理・グルメ

 バレンタインチョコレート博覧会@阪急うめだ本店
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俺は、マレーン・クーチャンスだ!

マレーン・クーチャンスベルギーチョコレートじゃない。マレーン・クーチャンスだ。

カッコいいコピーです。このコピーに惹かれたのでも、この写真に惹かれたわけでもないのですが(失礼!)並みいる大御所を振り切って? 私が手にしたのは、このマレーン・クーチャンスさんのチョコレートでした。GODIVAもノイハウスもデルレイも食べたことあるしな……というのが、このブースの前で立ち止まった一番最初の理由ですが、それから一歩も動けなくなったのは、このヴィジュアルの完成度の高さです。

トゥーカンおそらくオウム?か何かの鳥のくちばしがモチーフになっているようです。

とにかく美しい! そして何より「こんなチョコレート見たことない!」そう思うと、1ミリも動けなくなってしまいました。マレーン・クーチャンスさんのチョコレートはどれもとても美しく、先ほど話したような「丸くて大粒」というベルギーチョコレートの1つの典型を保ってはいません。それどころか、フランスのチョコレートともまた違う、この色彩の鮮やかさ! 「一体彼はどこでショコラティエとしての修業を積んだのか?」 「彼の目指すものは何?」「もしかしてアジア系なのかな?」……たくさんの「?」が頭の中で点灯し続ける中で、お店のスタッフさんに渡されたパンフレットをめくると出てきたのが「ベルギーチョコレートじゃない。マレーン・クーチャンスだ。」のコピー。思わず「ごめん!」と心の中で詫びました。なぜなら私は彼を「何らかのカテゴリ」に分類することで、彼の作品を理解しようとしていたからです……。

スティックボンボン7本入り右端のピンクのドットは桜、右から2番目のブルーはジーンズ。

私の買い求めたのは、このスティックボンボン。「オウムのくちばし」には無いフレーバーで、どうしても気になるものがあったからです。それにこのルックスもとてもスマートでシュッとしてはります。ベルギーチョコレートなんて、もう言いません! そう、あなたはマレーン・クーチャンス

Sansyo Teriyaki」ダークチョコレート×照り焼きソース&山椒ガナッシュ

こちらが気になっていた「Sansyo Teriyaki」。2層に分かれているのがわかります。このガナッシュに絶妙な割合で照り焼きソースと山椒のフレーバーが盛り込まれています。加減がとにかく素晴らしい。きちんとチョコレートのど真ん中のガナッシュの味わいが深いのにも関わらず、大どんでん返し! の照り焼き&山椒。いやいやすごい、スゴイです。照り焼きではないけれど、確かに醤油とみりん、砂糖のタレで焼いた「ウナギのかば焼き」や「焼き鳥」に山椒を振るのは私、大好きです。でも、照り焼きか~照り焼きにかけたことはなかった! 参った! 素晴らしい、ただそれだけです。次からは、照り焼きにも牛丼にも山椒です。必ずそうすると、マレーン・クーチャンスに私は誓おう!

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

みやむらけいこ

みやむらけいこ

ライター歴20年。「あなたに逢いに行きます」取材ではなく出会い、インタビューではなく会話。わかりやすい言葉で丁寧に「ひと」を伝えます。好きなものは、サーフィンと歌舞伎、主食はチョコレート。#人生はチョコレート

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