睡眠の質が心身に及ぼす影響
「睡眠の質」という言葉はよく耳にするものの、実際に睡眠の質がどんな影響を及ぼすのかご存じですか? 質の悪い睡眠は生活習慣病の罹患リスクを高めて、かつ症状を悪化させると言われています。
私はメンタルケアカウンセラーの資格を保有していますが、心の健康面でも睡眠の質はとても大切。睡眠不足や質の悪い睡眠の状態が続くとストレスが溜まりやすく、今度はそのストレスでまた睡眠の質に影響が出るという悪循環を引き起こすとも言われているのです。
(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「睡眠と生活習慣病との深い関係」 )
睡眠の質が「良いと思う」と答えた読者はわずか3割以下!
今回、saitaでは睡眠についてのアンケートを行いました。「自分の睡眠の質は良いと思いますか?」という質問に対して、「良いと思う」と答えたのは28.2%……。なんと全体のわずか3割以下という結果に。半数以上の方が「悪いと思う」と答え、以下のような声が多く聞かれました。
『寝付きが悪い』
『夜中に目がさめる』
『起きたときにすっきりしていない』
夜に布団に入ってもなかなか眠れなかったり、せっかく眠ってもすっきり起きられないのはつらいですよね。
睡眠の質についてみんなが心がけていること
では、saita読者のみなさんは質の良い睡眠のために普段からどんなことを心がけているのでしょうか?
体を温める
『必ず湯船につかる』
『体を温めてから眠る』
『寝る前に温かい飲み物を飲む』
『湯たんぽで温かくして眠る』
体を温めてから眠るという人がとても多く、特にお風呂ではシャワーだけでなく湯船に浸かるようにするという人が大多数でした。
リラックスできるように工夫する
『ベッドでストレッチする』
『寝る前にホットアイマスクをする』
『寝る前にはゆったりと過ごす』
『寝室を綺麗に整える』
『瞑想を毎日しています』
『眠る前に感謝の気持ちで1日を振り返る』
方法はさまざまですが、寝る環境を整えたりストレッチしたりして、自分がリラックスできるように心がけている方が多いようです。
日中から適度に運動する
『日中、日光を浴びる。運動をする』
『適度な運動』
『ラジオ体操』
『規則正しい生活』
規則正しい生活を心がけて、夜眠る前の行動に限らず日中に体を動かしているという声が多く聞かれました。
寝具に気を使う
『枕をしない』
『オーダーメイド枕を使っています』
『枕や寝具を変える』
寝具に気をつかっている方も多く、特に枕は使ったり使わなかったりさまざま。自分に合う高さや硬さを見つけて試してみるのが良さそうですね。
気持ちよく眠るための「寝る前のルーティーン」
アンケートではさらに「夜寝る前のルーティーン」についても聞いてみました。
『白湯を飲んでお香を焚く』
『ゆっくりお風呂に入ったら、すぐ布団に入る』
『よく寝れる音楽を流す』
『良い香りのクリームを塗って寝る』
『子どもたちに絵本を読んでから、電気を消して、今日楽しかったことや良かったことをシェア』
先程の「質の良い睡眠のために心がけていること」にも似通う点が多く、みなさんご自分がリラックスできるをことをしたり、ポジティブな気持ちで眠れるように工夫されているようです。
眠るまでの流れをルーティーン化しておくと、脳や体も眠る態勢に入りやすくなるかもしれませんね。
自分に合った方法を見つけよう
今回とても多くのリアルな声を聞くことができましたが、筆者自身も睡眠の質にはそれなりの自信があります。
私の場合は、読者の方にも多かった「適度な運動」を心がけているので、日中に簡単な筋トレをして、眠る前には全身のストレッチを行なっています。
今回たくさんのためになるお話が聞けたので、こちらもさっそく取り入れようと思います(笑)。
さまざまな方法がありましたが、みなさんも無理なくできることを試してみるのはいかかでしょうか?
ご自分に合った方法が見つかりますように。
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