「片付けなさい」を言わなくてもいい、片付けが自然と習慣になる方法

家のこと

 新年度 子どもと一緒にお片付け習慣を育む方法

2021.04.18

いよいよ新年度がはじまりましたね。 お子さんが入学、進級をして新しい教科書にプリントに絵の具セットに…とモノがどんどん増えていませんか。 持って帰ってきたものを点々と置いていく我が子に「片付けて!」と声かけるのはもううんざり……そんな人に今日は「片付けて!」と言わないためにわが家で実際に実践しているおすすめの方法をご紹介します。

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もくじ

お片付けを家族のプロジェクトにする
1:寝る前にはテーブルの上を空っぽにする
2:翌日の準備をする時間を決める
3:お片付けDAYを決める
入れ方を教えてあげる
  • お片付けを家族のプロジェクトにする
  • お片付けDAYを決める
  • 翌日の準備をする時間を決める
  • 入れ方を教えてあげる

わが家には4月から就学した娘がいます。
アウトドアの多い学校へ行くことになったので、教科書などに加えて、キャンプ道具などもどんどん増えていきます。

これまでは親のサポートの元に、幼稚園のお支度などをしていましたが、少しずつ自分だけで準備できるようにしていかなくてはなりません。
そんな時にただ「片付けなさい!」「準備しなさい!」と言っていても子どもはなかなかやってくれない。
「言われたから片付けをする」ではなくて「片付ける習慣」を育むために、家族でお片付けに取り組んでいくようにしています。

お片付けを家族のプロジェクトにする

新年度になって物が増えてくるのは、なにも子どもに限ったことではありません。

新しい環境に変わり、家のことがついついおざなりになってしまいがち。

そこでわが家ではお片付けを、家族のプロジェクトとして取り組むようにしています。

 

ぼくは今、お片付けBootCamp!というお片付けのためのオンラインコミュニティをやっているのですが、それを通して強く思うのは「片付ける習慣を育むには”環境”が大事」ということ。

「片付けなさい」と言われて、いやいややるよりも、誰かと一緒にやることや、その場が片付けをする環境になっていることがもっとも影響を与えてくれます。

 

この環境づくりを家族で行うのが、このプロジェクト化です。

さんぷる

プロジェクトとして行っているのは次の3つだけ。

1:寝る前にはテーブルの上を空っぽにする
2:翌日の準備をする時間を決める
3:お片付けDAYを決める

それぞれ簡単に説明していきます。

1:寝る前にはテーブルの上を空っぽにする

片付けを習慣化するには「〇〇する前に片付けをする」というように、パターンを決めるとやりやすいです。
ここでのポイントは「遊び終わったら片付けする」というように「終わったら」にしないこと。
とくに子どもは、遊びを終えてまで片付けをしようなんてちっとも思いません。なので、次のアクションに移る前に片付けをしよう、をルールに片付け習慣を育んでいきます。

「寝る前に、テーブルの上に散らばっている各自の物を片付けるようにする」これだけで翌朝のすっきり感が全然違うのでおすすめです。

2:翌日の準備をする時間を決める

就学したての娘は、翌日の準備がまだ習慣になっていません。そこでわが家では1の「寝る前にテーブルの上を空っぽにする」と同様に「寝る前に翌日の準備をしよう」というのをルールにしています。

みんながお風呂に入って、のんびりと過ごし、そろそろ寝ようかというのが20時45分が我が家の片付けタイム。そのくらいになったら、翌日の準備をみんなではじめて、テーブルの上をキレイに片付けて、それからベッドへ行くという習慣にしています。

これは寝る前に歯磨きする、と同じような感じで自然になるまで繰り返して習慣化することが大事です。別に普通のことですが、それを「たまにやる」のか「できたらそうする」のか「習慣として死守する」のかには大きな違いが生まれます。

3:お片付けDAYを決める

週に1日、休日の午前の1時間はみんなでお片付けをする時間としています。掃除をしたり、出しっぱなしになっていたオモチャを片付けたり。

平日に多少部屋が散らかっていても、ここでさっぱりリセット。家はこうして片付けていかないとどんどん散らかって、使いにくくなるんだよ、というのを娘と一緒に確認しながらお片付けをしています。

入れ方を教えてあげる

日々の学用品準備も、「準備しなさい」だけではうまくいかないことが多い。なのでしまい方のコツをちゃんと確認しながら入れるようにしています。

とくにカバンへの入れ方は教え甲斐があります(笑)子どもは目の前にある物からどんどん突っ込もうとしてしまいます。

なので「大きい物から入れる」「すぐに使う物は最後に入れる」という事を伝えながらしまっていきます。これ、自分で気づくまで手を出さないで気付かせる方法もあるのですが、うっかり口を出すときはしっかりその理由を伝えてあげるといいですよ。

子どもの「ここに入れたいんだ」もむげに否定をしてしまわないように気をつけながら、しまい方を伝えてください。意外と「なんでだろう」と疑問に思いつつ「パパ(ママ)がそう言うから」と思う子もいるんだそうです。

それに、親がすぐに使うと思うものと、子どもが本当にすぐ使うものは違う時もありますからね!

 

お片付けを習慣化するには、時間を決めてみんなで取り組む環境であることが大切です。「自分も片付け苦手だわー」という方は、ぜひお子さんと一緒にお片付けをする環境を家庭の中に育んでいくようにしてみてくださいね。

歯磨きや洗顔と同じくらい習慣化すると「片付けて」とまったく言わなくても大丈夫な家が出来上がるかもしれませんよ!

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