「乳酸菌+α新素材」がポイント!新機能性ヨーグルト
向井さんによると、機能性ヨーグルト市場は2000年代から始まり本格化してきたとのこと。2020年頃からは乳酸菌だけでなく「+α」の機能を加えたハイブリッドタイプであるヨーグルトが登場してきているそうです。中でも注目すべき3つを、オススメポイントとともに教えていただきました。
カネカ食品 わたしのチカラ Q10ヨーグルト
『このヨーグルトはミトコンドリアのエネルギー産生に必須の成分「コエンザイムQ10」をたっぷり含んだ科学の結晶のようなヨーグルトです。毎日摂取できるよう、砂糖0・脂肪0で1個42kcal。いい意味で目立った特徴がなく、日常になじむ味わい。甘くねっとりした質感で満足感もあります。
注目すべきはコエンザイムQ10が「酸化型」ではなく吸収率の高い「還元型」であること! 酸化せずにヨーグルト全体に練り込まれているのは、カネカさんならではの技術。コエンザイムQ10はアンチエイジング、抗酸化作用、免疫力や代謝にも関わる成分ですが20歳ごろをピークに低下していくので、日々のヨーグルトで補給できるのはありがたい限りです』
協同乳業 活力系ポリアミンヨーグルト VITERY
『こちらはヨーグルトではあまり見かけない活力系! ビフィズス菌LKM512にアルギニン600mgを配合したヨーグルトです。この2つを同時摂取することで、「ポリアミン」という物質が腸内で作り出されます。ポリアミンは細胞の分裂や成長に深く関わっており、生き物にとって必須の物質です。体内で生成される物質ですが、加齢とともに生産能力が減少してしまいます。このヨーグルトを摂取することで、腸内細菌が代わりにポリアミンを作り出してくれるので、エイジングケアに最適。
脂肪0、人工甘味料不使用で、粘りのあるむにゅっとした質感が魅力的。乳酸菌飲料のような香りがついており、どこか懐かしさを感じる味わいです』
ホリ乳業 大人の温活ヨーグルト
『「モノグルコシルヘスペリジン」という成分の入った、手指の末梢の血流を改善する機能性表示食品です。手指の冷え対策に嬉しいヨーグルト。はちみつに生姜エキスと柚子果汁も入っており、じゅんわり温まるような味わいです。
嬉しいのが通年商品であること! 冬場だけでなく、夏場の冷房冷えにも活用できます。免疫力によいとされるビフィズス菌BB-12を使用。もっちりと粘りがあり、柚子と蜂蜜の香りが食欲をそそります。
質感に反して甘さ控えめであっさりしているので、夏場でもスルリと食べられます』