お尻が大きくなる原因
お尻の大きさが気になっている女性は多いもの。
お尻が大きいとボトムスやタイトスカートのサイズが合わなかったり、パンツが食い込みやすい……なんてことも起こります。お尻が大きくなってしまう主な原因は、以下の3つ。
姿勢が悪い
猫背や反り腰は、気が付かないうちにヒップや太ももあたりに、過度な負担がかかる姿勢になっていしまいます。その結果、本来使われるべき筋肉が使われず衰えているケースも。
骨盤が歪んでいる
普段の姿勢はもちろん、骨盤底筋が上手く使えていない人は骨盤の歪みが出てきやすくなります。解消するには筋トレだけでなく、足元の姿勢改善も必要です。
循環機能の低下(冷え性である)
冷え性である実感がなくとも、お尻を触ってみて「冷たい」と感じた方は、血流や水分のめぐりが悪くなっている可能性大です!
スリッパの落とし穴とは?
自宅がフローリングである場合、家でスリッパを履くのが当たり前になっている人も多いでしょう。スリッパはかかとが固定されていない形状のため、履きやすい分、立ったり歩いたりするとき地面につく足裏の箇所が不安定になりがちです。
とくにヒップでお悩みの方は「かかと重心になっている人が多い」ということ。本来は、親指の付け根・小指のつけ根・かかとの足裏3点に重心が乗っている状態が理想です。
さらに足には、下の図のような緩やかなアーチが縦横ともにあるのが正常な状態です。
一箇所に重心が集中してしまったり、足裏アーチが崩れて扁平足になっている人は、足元から骨盤の歪みへつながりやすくなります。そこから姿勢の悪化・肩こり・腰痛によって血液循環までも悪くなる……という悪循環になっているパターンも多いのです。
スリッパは履き心地が重視され、底部分が柔らかい素材になっている商品が多数。長く履き続けていると、重心がかかる部分だけヘタりやすくなります。そうなると足裏はますます歪み、お尻はどんどん大きくなるばかりです。
できれば裸足で過ごすのが理想
普段あまり気にしない人も多いですが、足裏の感覚ってものすごく大事です。
足裏が正しく地面についていないと、姿勢の悪化を招く・ダイエットの効果が出にくくなる・風邪をひきやすくなる、といった弊害が出やすくなります。
できれば家の中では裸足で過ごし、常に足裏で床を捉える感覚を養っていきたいところ。
外出する際も、かかと部分がパカパカと不安定になるサンダルやパンプスは避け、かかとが固定される靴を履くことをお勧めします。
ポイント
どうしても「家でスリッパを履かないと落ち着かない」という方は、足裏アーチを保ってくれるような靴底になっているスリッパを購入してみてください。
少々お値段ははりますが、足裏を正しく使えるよう導いてくれる作りになっているものも販売されています。
まとめ
お尻が大きい原因は、単なる運動不足だけではありません。
少しでも自分のスタイルに気になる部分がある方は、ぜひ足裏の状態を観察してみてください。タコや魚の目がある場合は、足裏3点のバランスとアーチが崩れているかも……。ぜひ今回のポイントを生活に取り入れてみてくださいね。
正しい立ち方を知りたい方は、「足裏を整える」の記事も参考にしてみてください!