【唐揚げレシピの決定版】塩水に漬け込むだけ?革命級・肉汁が溢れかえる脅威のジューシーさ!#板前の技

料理・グルメ

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2021.06.19

お弁当や晩ごはんのメインにと不動の人気メニューである唐揚げですが、いざ作るとなると、衣が油っぽくなってしまったり、中がパサついてしまったりと意外と難しいんですよね。YouTubeでさまざまな料理の技を紹介する動画が大人気の岩野上幸生さんのテクニックを使うことによって、いつもの唐揚げに革命がおこります! 衣がサクサクで中はジューシーに仕上がる唐揚げレシピをご紹介します。

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材料

  • 鶏もも肉     500g

〜ブライン液〜

  • 水        1L
  • 塩        20g(水に対して2%)

〜味付け〜

  • 料理酒      15g
  • みりん      10g
  • 濃口醤油     10g
  • ウェイパー(海鮮)4g
  • 白胡椒      適量
  • 生姜       5g
  • にんにく     20g

〜衣〜

  • 片栗粉      200g
  • 米粉       80g

ポイント1:保水力を高める切り方

1.鶏もも肉についている軟骨や骨、血合いや筋を取り除き、鶏肉についているドリップをキッチンペーパーでふいておきましょう。

2.鶏もも肉を切り分けていきます。

からあげは大きく出典:www.youtube.com

ポイントは、分厚い部分と薄い分をつなげて、大き目に切ること!
肉の保水力が高まり、ジューシーな唐揚げに仕上がります。また、小さく切ってしまうと、水分の蒸発スピードが早くなってしまうため、面積を大きくすることでさらに保水性を高まます。

鶏肉1個あたりの大きさの50~60gを目安にしましょう。

ポイント2:ブライニング

【ブライニングとは】
ブライン(塩水)液に肉を漬け込んで肉を柔らかくして、ジューシーに仕上げる調理法です。

●注意点

  • 鶏肉に直接塩をかけると、浸透圧によって水分が抜けてしまうので、必ず塩水につけましょう。
  • 塩水の塩分濃度は2%。
  • 塩を入れすぎると、ジューシーになりますが、料理が塩辛くなるため、あとから味付けを足す料理の場合は、塩分量をイメージしながら調整していきましょう。
  • 水の温度が30℃を超えると食中毒の危険性があるので、夏場は氷を使うなどして温度調整をしましょう。
  • 油と鶏肉の温度差があると、水分が抜けやすくなるため、20℃~29℃ぐらいの水温を意識してください。

3.塩水(水に対して2%の塩)の中に鶏肉を入れ、1時間漬け込みましょう。
ブライニング出典:www.youtube.com

4.ブライニング後、水気をよく拭いた鶏肉に味付けの調味料をよく揉みこんだあと、30分ほど漬け込んでおきましょう。
味付け出典:www.youtube.com

ポイント3:片栗粉と米粉のハイブリッド

5.片栗粉に米粉を加えて混ぜ、鶏肉に衣をつけていきます。

衣出典:www.youtube.com

少しずつ粉を入れて混ぜながら調整していき、粉が水分によって程よく湿り、衣にダマがポツポツとついていたらベスト。
衣つけ出典:www.youtube.com

片栗粉に米粉をプラスすることで、ザクザクした食感にすることができます。粉を混ぜるときは、ダマが残ってるぐらいでOK。むしろ、このダマがいい食感になります。

粉を味付けした鶏肉の方に入れて衣付けすることで、粉がしっかり水分を吸収するので色合いのいい唐揚げになります。
ちなみに、鶏肉を1つずつ粉につけて衣付けすると、竜田揚げのようなカリカリの白っぽい衣になります。

ポイント4:低温+余熱+高温の二度揚げ

6.160℃の油で鶏肉を7割火を通すイメージでじっくり揚げましょう。鶏肉の中心温度74℃ぐらいが目安。

7.一度油から取り出し、5分ほどおいておきましょう。余熱で9割ぐらいまで火を通すイメージ。

8.180℃の油で再度、キツネ色になるまで揚げましょう。鶏肉の中心温度は86℃ぐらいが目安。

二度揚げ出典:www.youtube.com

唐揚げを高温で一気に上げようとすると、肉の中心に火が入る頃には周りの水分が蒸発しすぎてパサパサ、ガリガリになってしまいます。まずは低温で7割ほど火を通し、5分の余熱で9割火を通すイメージです。そして、180℃の高温で完璧に火を通し、いい色合いになるまで仕上げましょう。

今回ご紹介した裏ワザはいかがでしたか? 唐揚げのレシピの決定版になったのではないでしょうか。ちょっとした下処理をすることで、鶏肉の保水力を高め、噛んだ時に驚くほど肉汁があふれる唐揚げになります。ブライニングと米粉を加えた衣、ぜひ試してみてください。

今回教えてくれたのは、岩野上幸生さん

岩野上 幸生(いわのうえ こうせい)さん

1985年生まれ。長崎県出身。18歳から料理の修行を始め、24歳で独立。現在は東京で飲食店を複数手がける人気料理人となり、企業コンサルティングや料理の技術指導なども手掛け、マルチに活躍中。YouTubeチャンネルの「飲食店独立学校 /こうせい校長」では、さまざまな料理のテクニック、役立つ情報を発信している。

詳しい作り方を動画で

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