子どもが本を全然読まない……。実は「読みたくない」わけじゃない!?ウラにある“本当の理由”とは【教育のプロ、矢萩邦彦先生に聞く】

家族・人間関係

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2021.06.29

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そもそも親は本を読んでいますか?

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子どもに「本は楽しいもの」という認識が芽生えれば、一緒に本屋さんや図書館に行って本を選ぶことも楽しみの一つになりそうです。

しかし、矢萩先生からはもう一つ親御さんが「ドキッ」とするようなお話も伺いました。

「どうして子どもが本を読まないのか、という疑問の次の段階のお話しをします。単刀直入に伺いますが、そもそも、親御さんは本を読んでいますか? 親御さんたちが本を読んでもいないのに『本を読みなさい』なんて子どもには理不尽な話ですよね。大人が楽しそうに読んでいれば、子どもは『なにを楽しそうに読んでいるのかな?』というふうに興味が湧くものです。

自室で寝る前に読んでいる方は、どうか家族の共有スペースであるリビングで読んでみてください。リビングや家族が誰でも手に取れるところに本がある家にすることで、子どもの本に対する親しみ度に変化が出てきますよ」

いかがでしたか?

親として耳の痛い内容もあったかと思いますが、まだまだ続くコロナ禍。
家族で読書週間を作って、本に向き合ってみてはいかがでしょうか?

お話を伺ったのは……矢萩邦彦(やはぎくにひこ)先生

矢萩先生写真

実践教育ジャーナリスト
リベラルアーツ・アーキテクト、株式会社スタディオアフタモード代表取締役CEO、知窓学舎 塾長、教養の未来研究所 所長、一般社団法人リベラルコンサルティング協議会 理事、聖学院中学校・高等学校 学習プログラムデザイナー、ラーンネット・エッジ『自由への教養』カリキュラムマネージャー、HIS『探究Journey』監修・コンセプター、『探究ホーム』プロジェクト クリエイティブフェロー
探究型学習・想像力教育・パラレルキャリアの第一人者。

25年間、20000人を超える直接指導経験を活かし「すべての学習に教養と哲学を」をコンセプトに「探究×受験」を実践する統合型学習塾『知窓学舎』を運営、「現場で授業を担当し続けること」をモットーに学校・民間を問わず多様な教育現場で出張授業・講演・研修・監修顧問などを展開している。

(株)LIXIL
トステム・INAX・新日軽・サンウエーブ・TOEX(旧 東洋エクステリア)という住まいのブランドがひとつになって生まれた、住宅設備機器・建材メーカーとして、住まいの新築・リフォームから公共施設・空間まで、誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現に向けて先進的な技術と製品を開発、提供しています。

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