お家のカレーが一気に“本格的”に変わる!身近な「3つの隠し味調味料」

料理・グルメ

2021.07.17

夏と言えばカレー!カレーと言えば夏!準備もカンタン、材料もリーズナブルだし、ついついこの季節にヘビロテになってしまう定番カレーをアップデートしてみませんか?「あれ? いつもと違う! おいしいね!」の声がきっと聞けるはずです。

広告

驚き!「我が家カレー」アップデートに必要なものは……

夏はカレーお好みのルウを数種類、の合わせ技は基本の「キ」。

「家カレーの流儀」はご家庭ごとにセオリーがありますよね。例えば「ウチは中辛」「具材は大き目に」「肉は角切りではなく薄切りを使う」などなど……。我が家の場合は、子どもが成人していることもあり写真のような「辛口」が多いです。具材はその時によりさまざまですが、手羽元を圧力なべに野菜と入れて煮込み、後から取り出して骨を手で取り除いて肉だけを戻しています。ひと手間かかってしまいますが、コクのある上等なスープで作るので、辛さだけでなく旨味も楽しめます。

また、このシーズンは劣化が心配なので、腐りやすいじゃがいもは入れません。じゃがいもは、冷凍にしたときに食感も落ちてしまうので、作り置きを兼ねた場合の夏カレーには不向きといえるかもしれませんね。
さて、今回は「みやむら家の夏カレー」のキッチンでの裏仕事と、テーブルでの表技をご紹介します。

具を炒めるときの裏技はコレ

あめ色タマネギ?なんちゃってあめ色タマネギは、お砂糖プラスで!

「カレーの裏技」と言えば、煮込みの時の調味料のチョイ足しを思い浮かべますが、今回はちょっと違った切り方もご紹介します。洋食系コク、旨味を出すために使われるのが、あめ色タマネギ。でも、真夏のキッチンで30分以上も火を使うなんて、絶対無理(涙)。

だからウチでは野菜を炒めるときに、油が全体に回った時点で砂糖を投入(大さじ1ほど)しています。こうすることで、タマネギが早めに色づいてくれるんです。写真で分かる通り、私はタマネギを大中小とさまざまな切り方をしています。これは完成時にタマネギの食感を残すものと、完全にとろけてルウと一体化させるものを作るためです。

複雑なスパイスにフルーツの甘みを加える方法はコレ

ウスターソース意外?ウスターソースにはスパイスと野菜、フルーツのおいしさが凝縮されています。

具材を炒めたら、お水を入れて煮込みますが、この時にはちみつやフルーツなどの甘みを入れる人もきっと多いですよね。チャツネやジャム系を入れる場合もこのタイミングでしょうか。
私はこのタイミングで野菜やフルーツにだけでなく、複雑なスパイスがすでにおいしく調合されているウスターソースを使います。分量はお水1リットルに対して30~50ml程度でしょうか。今回はチキンカレーですが、ビーフやポークには特によく合うので、ぜひ試してみてください。ちなみに写真のイカリウスターソースには、昆布や鰹節も入っているので、特にまろやかに仕上がります。ウスターソースは辛めのカレーが苦手な子どもたちにも、テーブルでチョイ足しをして辛みをやわらげることができるのでオススメです。

そして最後はやっぱり?投入すべきはこちら

チョコレートもちろん?ここでチョコレートの登場です(笑)

プロフィールを見て「いやな予感がした(笑)」という人もきっとおられるでしょうね(汗)。はい、ここでチョコレートの登場です。ルウを入れたあとに少し色味に深みを付けたり、香りに高級感?を付けたい時、味を複雑にしたい時に加えてみてください。こちらは断然ミルクチョコレートよりも、ビターがオススメです。中でも私が特に「パイスと思って加えるべき!」と親戚縁者に推しているのが、こちらの明治THE CHOCOLATEのドミニカ共和国のもの。

ドミニカカカオ度高めのスパイスシーな香りが立つチョコレートがオススメ!

パッケージの色味とカカオの切れ味がシャープなところがとても好きで、実はビターはあまり得意でない私も、頻繁に買っています。こちらはカレーにはもちろんですが、ビーフシチューにも、ほんの少し入れたりします。また、トマトソースを自作したときに「ちょっと酸っぱいなぁ」と思ったときに、少しだけ砕いて入れると味がまとまります。

有名ショコラサロンの大人気メニューを!

パレドオールカレー食べる直前に小さく割って入れても美味!
このアイデアは日本が誇るショコラトリーである
パレドオールさんより拝借しております・・・

こちらは、数年前まで我が家の近くに合った人気実力ともに日本を代表するショコラティエ パレドオールさんが運営するカフェで、現存していたメニューを拝借したものです。当時は「カカオカレー」と称して、ランチだけではなく朝から夜まで大人気のメニューでした。カレーにカカオ度と産地の違う小さなタブレットチョコレートが3種類添えられており、こちらを順々にカレーに溶かして食べる……という、カレー好きさんだけでなく、チョコレート好きにも心躍るひと皿でした。
我が家では、パレドオールさんのチョコレートをカレーに溶かす勇気と財力がないので(涙)こちらもTHE CHOCOLATEを使っています。柄が付いているので、好みによって少しずつ割りやすいのもウレシイですね。

パレドオールさんのチョコレートについては、こちらに詳しく書いているので……興味のある方は、そちらも併せてどうぞ。

美味しいカレーの作り方、意外なものが美味しさの理由!おさらい

キレンジャー?この夏もカレーは大人気間違いなし!

  1. あめ色タマネギのスピードアップに、砂糖。
  2. 野菜と肉の煮込みには、ウスターソース
  3. ルウを入れたら、鍋(もしくはお皿)にビターチョコレート!

この夏! 意外と味がまとまる「まさかのアレ?!」で、我が家のカレーをアップデートしてみてくださいね。

広告

著者

みやむらけいこ

みやむらけいこ

ライター歴20年。「あなたに逢いに行きます」取材ではなく出会い、インタビューではなく会話。わかりやすい言葉で丁寧に「ひと」を伝えます。好きなものは、サーフィンと歌舞伎、主食はチョコレート。#人生はチョコレート

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る