子どものために「諦めた人生」なんて見せられない!自分を再び主役に取り戻すための“3つのクレド”とは

カルチャー

 子どものために「諦めた人生」なんて見せられない!自分を再び主役に取り戻すための“3つのクレド”とは

2022.10.23

以前、「子どもは親の成果物じゃないよね」という記事を書きました。 子どもの人生を生きるのではなく、自分の人生を生きようと言う話でした。 でも「自分の人生」ってどういうことなんだろう? 40代は、自分の人生を改めて踏み出すのにとてもいい時期だと思うのです。 今日は子ども中心だった育児期から、再び自分を主役に取り戻すように気をつけている3つのクレド(行動指針)をご紹介します。

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子どものために「諦めた人生」なんて、子どもに見せられない!

ぼくは、「ぼくが親としてできることなんて、たかが知れている」と常々思っています。とてもじゃないけど、立派で完ぺきな子育てなんてできやしない。
そんなぼくでもできる育児とは「子どもと一緒に楽しく生きること」だと思っています。育児とは、教育やお世話だけをさすのではなくて、日々の生活そのものだから。
そんな中でも大切に考えているのが「楽しそうに生きる姿を見せること」です。

笑顔の女性出典:stock.adobe.com

いつでも笑顔で楽しくいられるわけはありませんが、少なくとも生きるのが辛そうだったり、子どものために自分のやりたいことを諦めている姿なんて見せたくなんかないのです。

子どもが乳幼児だった頃は、お世話が第一でした。でも小学生になり、自分なりにやりたいことを見つけ始める。そうした姿を見ていると親としての自分よりも「大人としての自分」をより強く意識するようになったのです。

それは「かわいい、かわいい」という子育てから、良い意味で距離が生まれてきた感覚でした。

子どもはどんどん成長していきます。
それにともない親も自分をどんどんアップデートしていかなくちゃ、子どもにバカにされるだけでしょう。

そこで、自分の人生を生きるためのクレド(行動規範)を定めました。

自分を人生の主役に取り戻すために決めたクレド3つ

ぼくは毎年、今年の目標ではなくて「どんな人でありたいか」を示すクレドを立てています。
2022年のクレドも、saitaで書いているのでクレドについて知りたい方はぜひそちらもご覧ください。

では、ぼくが心に決めている3つのクレドをご紹介します。

1.定期的に自分のための新しい挑戦をしているかどうか

挑戦出典:stock.adobe.com

新しい挑戦は、自分の人生に手応えを与えてくれます。
べつに大きな挑戦でなくてもいい。けど、それに取り組めたとき、まるで自分の細胞がすっかり入れ替わったような充実感に満たされる。
子どもの人生ばかりを見ていると、自分のための挑戦がおろそかになりがちです。
だから定期的に、自分のための新しい挑戦ができているかどうかを、自分に問いかけています。

今年は、
・持ち物の徹底した断捨離
・英語の勉強
・子どもと富士山登頂
・ブックカフェ巡り

などをしました。
来年は100kmを歩く「ウルトラウォーキング」に挑戦しようと準備中です。

「パパ楽しそうだねー」と子どもに言われると、本当に嬉しい気持ちになります。

2. 子どもの人生は、自分の人生のほんの一部分でしかないと割り切れているかどうか

家族出典:stock.adobe.com

子どもはどんどん自立していきます。
親が何もかも手をかけてあげなくても、自分で世界を広げていくことができる。
だから、親として大切にしているのは子どもを「信じる」ということ。

信じるとは「責任を負う覚悟を持つこと」そして「待つ」こと

この信じる範囲を、意識的に広げていくようにしています。
うちは子どもが一人なので、あと十年もすれば成人して自立していきます。「パパ、パパ!」と休みのたびに遊びたがる時期だって、あと1〜2年かもしれない。
そう思うと、ぼくの人生のうち子育てをしている期間はとても短いことがわかります。

子育て後も、当然ぼくの人生は続いていく。
むしろそこからの方が、ずっと長い。

だから子どもの人生はある程度のところで、子ども自身にゆだね、ぼくは自分の人生を満喫しなくてはならない。

子ども自身にも、自分の人生を背負う責任を学ばせる時期が来たんだなと、最近はよく考えています。

3.自分だけのわがままな時間を持てているかどうか

登山出典:stock.adobe.com

子育てをしながら働いていると、自分だけのわがままな時間ってほとんどありません。
だから、疲れが溜まってくると仕事や家事育児に自分の人生を「搾取」されているような気持ちになってしまう。

先にも述べたように、ぼくは子どものために自分の人生を捧げるのではなくて。
子どもと一緒に楽しく生きることを育児だと考えています。

そして、子どもへの愛情や愛おしさは自分の心身のゆとりの中に入ってくるのだと思うのです。

自分にゆとりや余白がなく、ずっといっぱいいっぱいだと子どもを愛おしく思うことができなくなってしまう。
だから自分に余白を生み出すための「わがままな時間」は、もはや子育ての一環だと思っています。
 

ここまで3つのクレドをご紹介しました。
これは実際にぼくが日々意識をしながら生活をしているものになります。

自分が「どうありたいか」を言葉にするのがクレドです。
ぜひ、自分なりのクレドを考えてみてください。
 

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