夏バテに効果的な食材
梅
梅干しにはクエン酸が豊富に含まれているので、疲労回復効果が期待できます。
また独特の酸味のおかげで食欲増進効果が期待でき、唾液や胃酸の分泌を促すため、消化力を高めてくれるんです。
まさしく夏バテ対策にピッタリの野菜と言えるのではないでしょうか。
夏といえば、梅仕事の季節でもあります。
梅仕事で梅干しを漬けてから1ヶ月もすれば食べられるようになるので、今年漬けた方は毎日1個など食べていくと疲れがとれやすくなりますよ。
もちろん市販の梅干しでも大丈夫です。
長芋
長芋は昔から滋養強壮に優れた、精のつく食材と言われて重宝されていました。
長芋にはビタミンB1を豊富に含んでいるので、疲労回復効果が期待できます。
また、デンプンを分解し消化を助けるジアスターゼも多く含まれており、摂取した栄養を吸収しやすくする働きもあります。
独特のぬめり成分には、胃腸の粘膜を保護する働きもあるので、長芋も夏バテ対策にはもってこいの野菜なんです。
にんにくやニラ
にんにくやニラに豊富に含まれる硫化アリルという栄養素は、切って空気に触れることでアリシンと呼ばれる栄養素に変化します。
アリシンは、糖質の代謝に必要なビタミンB1の吸収を促す効果が期待されます。
ビタミンB1は、疲労回復を助けるうえで欠かせない成分で、不足すると疲れやすくなります。
ビタミンB1が豊富な豚肉などと食べることで強い疲労回復効果が期待できます。
ニラ餃子や、豚肉をにんにくと炒めるなどして食べると良いですよ。
アリシンはネギや玉ねぎにも含まれます。いずれにしても細かく切ってから、10分程度空気に触れさせておくことで、硫化アリルがアリシンに変化していくので、意識してみてくださいね。
夏バテに効果的な野菜3選
今回は「夏バテに効果的な野菜」を3つ紹介しました。
ぜひ今回紹介した野菜をたくさん食べて、暑い夏を乗り越えていきましょう。
他にもきゅうり、なすといった夏野菜は、カリウムを豊富に含んでいるので、身体の熱を外に出してクールダウンさせてくれる効果があります。
旬の野菜は不思議とその時期にあった栄養を含んでいる場合が多いので、なるべく旬の野菜を食べるのも体調を整えることに繋がります。