乳酸菌飲料の底に残る沈殿物の正体は?
ヤクルトなどの乳酸菌飲料の容器は、底が大きく、上部が小さくなっていますよね。
安定感を考えても、通常は大きい面を底にした状態で冷蔵庫に保管していると思います。
しかしこの置き方だと、飲む前によく振っても底に沈殿物が残ってしまいがちですよね……。
株式会社ヤクルト本社のHPによると、
「容器の底に沈殿しているものは、乳成分(無脂乳固形分)です。容器を振れば元に戻りますので、よく振ってからお飲みください。牛乳は約88%の水分と、12%の固形分からなっています。固形分のうち脂肪分を除いたものを無脂乳固形分といいます。無脂乳固形分は牛乳中に約8.3%あり、たんぱく質、糖質、カルシウムなどの無機質、ビタミン類など大切な栄養素を含んでいます。」
とのこと。沈殿物に含まれる大切な栄養素を、最後までしっかりいただきたいものですね。
乳酸菌飲料の正しい保管方法とは
では、容器の底に沈殿させずに、最後まで飲み切るにはどうしたらよいのでしょうか。
筆者も飲む前によく振っていますが、底に濃い色が残っているのが見えるのに、なかなか混ざりませんよね......。
そこで、今回見つけた逆さま保管法を試してみようと思います。
冷蔵庫に保管する際に、写真のように逆さまの状態で入れておく方法です。
卵の保管容器に入れてみたら倒れづらく、サイズ的にもちょうどよかったです。
実際に、いつものように開け口を上向きに保管したものと、逆さまの状態で保管したものにどれだけの違いがあるのか、比べてみました。
飲み終えて容器の中を覗いたら、一目瞭然!
上向き保存したものには底に沈殿物が残ってしまい、下向き保存したほうは一度も振っていないのに沈殿物は全く残りませんでした。
振る手間いらずで、振ってもなかなか混ざらないというストレスも一切なし!
冷蔵庫から出してそのまま飲めるのは、かなりラクですね。
しかし、よく見たら下向き保存のほうはフタにほんの少しだけ、沈殿物がついていました。
飲むときに上下を返す動作だけでほぼ落ちる程度ですが、下向きに保存する場合でも軽く2,3振りしておくと安心ですね。
いかがでしたか?
保管時のちょっとした違いですが、これだけで乳酸菌飲料を飲むときの手間とプチストレスがなくなるのは大きいですよね。
せっかく健康のために飲むのに、大切な栄養素を容器に残してしまってはもったいない!
これからはぜひ逆さま保管法で、最後までおいしく飲み切ってくださいね。