教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
お湯をかけるだけで一品作れる!
今回はほっこりお腹解消の最強・最速レシピ、えのきを使った簡単なレシピをご紹介します。お湯をかけるだけなので、鍋も火も使わずにラクに作れます。
えのきは内臓脂肪を減らすなど、ダイエットにもうれしい成分がいろいろと含まれています。お腹の掃除に役立つ食物繊維も豊富です。ほっこりお腹を解消するための簡単で健康的なレシピをご紹介します。
主役の食材はえのきと春雨です。
えのき
えのきにはエノキタケリノール酸が含まれています。この成分は内臓脂肪を減らす働きがあります。さらにキノコキトサンが含まれていて、脂肪を腸内で吸着し、吸収されるのを妨ぐ働きを持っています。また食物繊維が多く、お腹のお掃除にも役立ちます。
春雨
春雨はでんぷんが原料ですが、カロリーで比べるとご飯の半分しかないので満足感があります。満足感がありながら、食べ方次第ではダイエット向きの食材と言えます。
春雨とえのきは、お腹ぽっこりを気にする方にはおすすめの組み合わせです。
「えのき春雨」の作り方
今回はえのきと春雨というシンプルな組み合わせなんですが、冷蔵庫にある余っている野菜などをプラスしてもOKです。
材料
- えのき……400g(大ぶりのえのき2袋)
- 春雨……60g
- 熱湯……ひたる程度の量
調味料
- 麺つゆ(5倍濃縮)……大さじ4
- おろしにんにく……小さじ2分の1
- ごま油……大さじ2
- 酢……大さじ2分の1
- 白ごま……大さじ1
麵つゆは5倍濃縮を使っていますので、お使いの麺つゆの濃度に合わせて分量を調節してください。またおろしにんにくはお好みで入れてください。苦手な方はおろししょうがでもおいしくしあがります。
作り方
1.えのきの根元を包丁で切り落とします。えのきの長さが長めに感じたら、半分の長さに切ってください。えのきの長さはお好みなので、長いままで麺のようにしあげてもOKです。
2.えのきの根元の部分はほぐして、ボウルに入れます。えのきを細かくして、ボウルに広げます。
3.春雨を平らに広げて、2のボウルに入れます。長い春雨をお使いの場合は、あらかじめ食べやすい長さにカットしてください。
4.ボウルに入れた春雨とえのきの上から熱湯をかけます。
えのきと春雨がひたる程度の熱湯を入れたら、菜箸でかき混ぜなす。
5.春雨の固さを見ながら1~2分程度放置して、お湯で戻していきます。
6.春雨が戻ったら、ザルに上げて、水をしっかりと切ります。
7.ボウルにえのきと春雨、調味料を入れ、全体を混ぜ合わせます。味見をしながら麺つゆの量などを調節してください。
※えのきと春雨が熱いうちに調味料と合わせると、味がなじみます。調味料は、分量に合わせてお好みの量をお使いください。
9.しあげに白ごまを振りかけて、できあがりです。
えのきの繊維感のある歯ごたえと、ぷりぷりっとした春雨のハーモニーがたまらない一品です。炒めていませんが、物足りなさもなく、いい味にしあがっています。
えのきは健康によく食物繊維もたっぷりで、腸活にもおすすめの食材です。
今回は、「えのき春雨」をご紹介しました。ピリッと辛い味つけにしたいときは、ごま油の一部をラー油に代用してもおいしくしあがります。ぜひ、作ってみてください。
▼詳しい作り方は動画で確認できます。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。