人力車の旅人ガンプ鈴木さんの“オカン”に聞いた。息子が旅好きになったワケ

家族・人間関係

 人力車の旅人ガンプ鈴木さんの“オカン”に聞いた。息子が旅好きになったワケ

2023.12.03

saitaで以前お話を伺った “人力車の旅人”ガンプ鈴木さん。SNSを通して伝わってくる、底抜けに明るく魅力的なガンプ鈴木さんを見ると、「どんなお母さまがこの方を育てたのだろう?」という興味が湧いてきませんか? そこでsaitaではガンプ鈴木さんに続き、お母さまにもお話を聞くことに! ガンプ鈴木さんファンはもちろん、育児中の方も必見です。

広告

お話を聞いたのは…ガンプ鈴木さんのお母さま

“人力車の旅人”として世界中を旅しながらSNSの発信を続けるガンプ鈴木さんの母。今まで一度も結婚せず息子を育て上げる。ガンプ鈴木さんの活躍を見守りながら、時に厳しく、的確なアドバイスを送っている。

ガンプ鈴木と息子の鈴木悠司は別物

ガンプさんのお母さまガンプ鈴木さんとお母さま

――息子さんが有名人になって、お母さまの生活にも変化はありましたか?

私から、「この子、息子なの」と言うことはないんですけど、ガンプのフォロワーさんから見つけられることはあります(笑)。彼はおしゃべりなので、ライブ配信でちょくちょく私の個人情報を話すんですよ。それで、友達にも隠していたのにバレてしまいました(笑)。

――旅の様子が映画にもなり、自慢の息子さんじゃないですか?

自慢……。どうなんでしょう。「息子さん、何の仕事してるの?」って聞かれたら、どう答えていいのかわからなくて。旅人……、人力車………、アメリカ横断。いろいろ頭に浮かぶけど、シンプルに「観光産業で働いています」と言っています。

――シンプル(笑)。お母さまは配信や動画も見てくれているとガンプさんがおっしゃっていましたが、見ていてハラハラしたりしませんか?

私の中で、ガンプ鈴木と息子の鈴木悠司は別物なんです。あくまでも、ガンプ鈴木という人力車で旅する青年を、1フォロワーとして見てるという感覚です。なので、おもしろくなかったら、いいねは押さないし(笑)。「おもしろくなかった」とLINEします。

人力車は、彼にとっての天職

人力車出典:stock.adobe.com

――厳しい! でも、たくさんの方に応援されながら旅をしているガンプさんは人気者ですよ!

配信を見ているので、フォロワー数が増えているなということはわかります。でも、実際にどのくらい人気があるのかは、私から見ているとあまりわからないです。収入がちゃんとあるのかもわからないし(笑)。ただ、だんだん編集がうまくなってきたなぁとか、音楽のセレクトが良いなぁという成長を感じることはあります。

――最初に人力車のお仕事をはじめたときのことを覚えていらっしゃいますか?

研修期間から、「めっちゃ大変だけど、すごく楽しい」という話をよくしていたので、彼に向いている仕事なんだろうなと思っていました。研修中から、「絶対に売り上げ一番を取りたい」と言い続けていたので、この仕事はこの子にとって天職かもしれないなと思いました。

――お母さまから見て、天職だと思われたんですね。

うちの両親が東京の人で、母方の父が民謡歌手だったんです。浅草で巡業していたのを聞いていたので、その浅草という街で、人力車の仕事をすることにも縁を感じたんです。

ちょっと笑えて、スパイスの効いた言葉で伝える

スマホ出典:stock.adobe.com

――人力車と共に、旅に出たことに関してどのように感じていましたか?

彼の人生だし、好きなことをしてるので良いと思っていました。SNSでの発信に関しては、目的ではなく手段の一つとしか思っていなかったので、「そこは、履き違えてはあかんよ」ということだけは伝えていました。「いいね」に囚われてしまうとか、SNSに翻弄されてしまうことにはならないようにと。あなたが本来したいことは、別に誰も「いいね」してくれなくてもしたいことなんやろと。だったら、それを貫きなさいと伝えていました。

――目的と手段のお話、ガンプさんもされていました。そして、“おかんはよく名言を生む”とも言っていました。

ふっと浮かぶだけなんですけどね。なんか私も気の利いた言葉で返してやろうっていつも思うんですよ。ちょっと笑えて、スパイスの効いた言葉で、何か感じとってもらえたら良いかなと。たくさん語るよりも、一言で落としてやろうと(笑)。

――ガンプさんのインタビューをしたときに、「おかんはよく“しゃあないやん”って言うんです」と話していました。ガンプさんって、大変な状況でもすごく前向きですが、それはお母さま譲りなんですね。

もともとそういう性格なんです。グチグチと愚痴を言ったりするのも嫌いだし、起きてしまったことはしゃないやんて思うんです(笑)。

旅好きは母親譲り

ガンプさん幼少期のガンプ鈴木さん

――今回は、幼い頃のガンプさんについても聞かせていただきたいと思うのですが、ガンプさんはどんなお子さんでしたか?

今と全く同じです。海水浴に行って、クタクタになって帰ってきたのに、「暇や、暇や~」って。常に何かしていたい子で、「ゆうちゃんは止まると死ぬ」って、よく言っていました。小さい頃から体力お化け。「この子が楽しめることってなんやろう?」っていつも考えていましたね。会社が土日休みだったので、週末は遊びに行くことばっかり考えていました。

――毎週ですか?

そうです。「どうやって、この子を疲れさせよう、そして私も楽しもう!」と。よく、弾丸旅行にいきましたよ。ゴールだけ決めて、車で出かけるんです。道中はいろんなとこ立ち寄りながらゴールに向かって旅をするみたいな。

――今、ガンプさんがやってることと同じじゃないですか?

そうなんですよ。よう考えたら、あれは私の遺伝子かな(笑)。ジプシーのような生活が遺伝子に組み込まれているのかもしれません。

旅出典:stock.adobe.com

想像通り……。いえ、それ以上に素敵なお母さま。ガンプ鈴木さんとお母さまのインタビューは別々に行ったのですが、打ち合わせをしたかのように、お二人のお話がリンクするので驚きました。普段から、それだけ濃いコミュニケーションを取っている証。次回は、ガンプ鈴木さんがどのように生まれ育ったのかというお話を聞いていきます。お楽しみに。

広告
saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る