「大根」の酵素もビタミンも逃さない“食べ方の正解”

料理・グルメ

2024.01.16

お肉やお魚など、重い料理をさっぱりと軽くする薬味といえば「大根おろし」。その大根の皮はむく方も多いですが、皮の豊富なビタミンが取れずに損をしてしまうことも。今回は大根の栄養を知り、皮ごとすった大根おろしを使った「おかずレシピ」をご紹介します。

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大根の栄養

大根出典:www.photo-ac.com

おでんや煮物など、冬の料理には欠かせない大根には以下の効能、栄養があり、それを効果的に取るには、生で食べる」「皮ごと食べる」などのポイントがあります。

胃もたれ、胸やけを予防

胃もたれ出典:www.photo-ac.com

大根の消化酵素「アミラーゼ」は、でんぷんの消化を助け、胃腸の働きを整えます。胃もたれ、胸やけの予防に最適です。アミラーゼは加熱に弱く、生で食べることで消化酵素をしっかり取れます。

免疫力・美肌効果がアップ

美肌出典:www.photo-ac.com

大根の皮には「ビタミンC」が豊富。免疫力や美肌効果をアップさせてくれます。ビタミンCも熱に弱いので、大根おろしなど、生で食べて摂取したい成分です。

皮ごとすりおろす

大根おろし出典:www.photo-ac.com

大根は皮ごとすりおろすことで、上記のビタミンCをもれなく摂取できます。むく手間も必要なく時短にもなりますね。

また大根の辛み成分「イソチオシアネート」は、すりおろすことで発生。この辛みが、消化、食欲増進、抗菌作用、血液をサラサラにするなど、身体にとても効果的な成分になります。大根は根に近い下の部分ほど辛みが強くなるので、辛いのが苦手な方は上の部分をすりおろすと、よりマイルドな大根おろしを作れます。

以上をふまえて、大根おろしをかけた「簡単おかずレシピ」をご紹介します。

厚揚げの大根おろしかけ

厚揚げ

焼いた厚揚げに大根おろしをかけるさっぱり料理。今回はよりおかず感を出すため、ポン酢ではなく、焼肉のたれを大根おろしにかけて作ります。

材料

・大根……100gほど
・厚揚げ(1cm幅カット)……2分の1丁
・焼肉のたれ(市販のもの)……大根おろしの2〜3割ほど
・ごま油……大さじ1

作り方

1. 大根を皮ごと、円を描くようにしておろし金ですりおろします。
2. ザルなどで水分を軽く切っておきます。

大根おろし工程

3. フライパンでごま油を熱し、厚揚げを焦げ目がつくまで両面焼きます。
4. 3に水を切った大根おろしをのせ、お好みの焼肉のたれをその上からかけます。

※大根おろしの汁は、白湯で割って飲んだり、 蕎麦つゆに入れるとヘルシーにいただけます。加熱で栄養は減りますが、みそ汁やごはんを炊く水に入れても無駄なく食べれるのでおすすめです。 

まとめ

大根の栄養と効能、それを効果的に取る以下のポイントをご紹介しました。

  • 大根の消化酵素は胃もたれ、胸やけを予防
  • 皮に多いビタミンCは免疫力、美肌効果アップ
  • 熱に弱いので、生で皮ごと食べる

ダシの味をしみ込ませて食べたいときは加熱。栄養、効能をしっかり取りたい時は生でと、使い分けながら大根料理を味わいたいですね。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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