親の不安で一番大きいのは、子どもが勉強しないこと!?
今回は独自のコミュニティ組織「saitaコミュニティラボ」にて、受験を経験したことのある40代女性に、お子さんの受験についてアンケート調査を実施。
お子さんが受験生の際に最も不安が大きかったことを聞いてみると、「子どもが勉強しない」が最も多く、続いて「子どもの模試やテストの結果が良くない」「目指している学校が本人に合っているか不安」「自分の感情コントロールが難しい」と続きました。
頑張るのは子ども自身とはわかっていても、勉強しない子どもを見て心配になったり、子どもの目指す学校が本人に合うのか不安になったりする方は多いようです。また更年期の時期と重なると、自身の体調が不安定になることもありますよね。
そんな不安な時期に、経験者のママたちはどのように不安を解消していたのでしょうか?
ママたちの不安解消法は
まずは頼れる人に相談した
『学校の教師や塾の先生を頼りにしていた』
『塾の先生に色々相談しました。もちろん学校の担任の先生にも作文など手伝ってもらいました』
『希望の大学について、エージェントに何度も相談した』
『子どもがわからないところで考えすぎて過呼吸によくなったので、病院へ行って薬を処方してもらったり、ひとしきり泣いて帰らせてもらったりしました。病院なのに、感謝しています』
「子どもが勉強しない」「模試の結果が良くない」などの場合は、塾や学校の先生に相談して、対策を一緒に考えてもらった方が多いようです。普段から塾や学校の先生と密に連絡していると相談しやすいかもしれませんね。
中にはお子さんが通院していた方もいました。普段から子どもの様子をよく見て、気になる場合には早めに専門家に診てもらうことも大事なのですね。
先輩ママやパートナーに話を聞いてもらった
『親友が中学受験の先輩だったので、LINEで相談した』
『夫婦で話し合うことを大切にした』
受験を先に経験している友人や、先輩ママに相談していた方も。また夫婦で話し合うことを大事にしていた方もいました。受験する学校についてなど夫婦で共有できていると悩みも相談しやすく、また他人に言いづらい話題もパートナーだと話しやすいもの。受験の話題を普段から共有しておくことは大切なようです。
SNSで同じ境遇の人を参考にした
『SNSで知り合った先輩ママの体験談を参考にしました。その中で「親は傾聴に徹する」というお話を聞いて実践していたところ、子どもが落ち着きを取り戻してくれました』
身近に相談する人がいない場合には、SNSで同じ境遇の人と繋がりを持つことも一つの方法のようです。
子どもをひたすら信じた
『子どもを構いすぎないようにした』
『子どもの人生だからと、自分に言い聞かせていた』
子どもを信じて、見守ることに徹したという声もありました。親は不安からいろいろと言いたくなりますが、その言葉でいい方向に行くかはわかりませんよね。できるサポートをしたら、子どもを構いすぎないことを意識していた人もいました。
不安なときこそ親は自分の時間を
子どもの受験を経験したママたちは、さまざまな出来事を通して感じたことがあったと思います。最後に、今不安を抱える受験生の保護者の方にアドバイスを伺いました。
『いい学校に入るということが、本当に子どもにとって幸せなのか、学校や周りから言われる言葉をうのみにして不安がっていないか、フラットに考えてみることも大切です。周りからの情報でただ焦っているだけだったり、これが正解だと思い込んでいたりすることも結構あると思います』
『受験に失敗しても人生終わるわけではない』
『子どもばかり見ないで、自分がまず心地よく幸せにいられる時間をもつと、子どもにとってプレッシャーな存在になることを防げると思います』
『受験期こそ自分のことに時間を取って』
『最後は子ども自身がやる気にならないと何も進まない。自分は映画とかショッピングをして気分転換を図りましょう!』
周りの情報に惑わされず、子どもにとって必要なサポートをすること、受験は人生の通過点だと自分に言い聞かせること、自分の時間を取ることの大切さを経験者のママたちに教えていただきました。
毎日家事や仕事に追われ、自分のことは後回しで毎日必死に受験生をサポートしている方も多いはず。でも子どもだけでなく、自分の時間を持ち、親が余裕を持つことも大事なようです。先輩ママからの声を参考に、まずは一息入れてみてはいかがでしょうか。