だし昆布の栄養
だしを取った後の昆布には、「アルギン酸」という食物繊維が残っています。
アルギン酸には血圧を下げ、消化酵素の働きを活発にする作用があり、コレステロールの排泄もうながすなど、そのまま捨てるにはもったいない栄養です。
使いづらい問題点
一度のだしを取るのに使う昆布は、家庭では少量であることが多いと思います。それだけを佃煮などにするのは面倒であるし、量が貯まるまで冷凍庫で保存するというのも結構な手間となります。
だしを取ったその場ですぐ、あまり手を加えずに食べてしまうのが理想的です。そこで、今回は、だしを取った後の昆布の使い方をご紹介します。
だし昆布の簡単な使い方3選
1. キムチに混ぜる
沖アミなど、海産物のエキスをうま味の決め手に使っていることが多いキムチ。昆布はそんなキムチと相性がよく、弾力のある歯応えが食感をさらに豊かにします。だし昆布のあら熱が取れたら、刻んで混ぜてできあがり。
2. ツナと和える
ツナのうまみ油がだし昆布とよくからみ合い、うまみが蘇ります。サラダの添え物やおにぎり、混ぜご飯などにも合います。
3. ポン酢に漬けておく
だし昆布を刻んで小瓶に入れ、ポン酢で浸しておくだけで、しっとりとした酢の物に。少し寝かしてから、ポン酢ごと豆腐などにかけていただきます。昆布と一緒にかつお節をいっしょに漬けても、うま味が増してよし。
まとめ
だし昆布の残っている栄養と簡単な食べ方、以下のポイントをご紹介いたしました。
・だし昆布には、食物繊維がたくさん残っている
・だし昆布が少量だと、調理するには手間になる
・ただ混ぜたり、漬けたりするとラクに消費できる
ほかには、みそ汁や麺類などにそのまま入れたりと、工夫しだいですぐに消費できると思います。もったいないフードロスを減らしていけるとよいですね。