「自己肯定感」が下がった時…
涙が出るほどではないけれど、友だちからのLINEのひとことに疑問を持ったり、うっかりミスをしたり、仕事が予定通りに進まなかったり……そんな小さなことに文字通りココロが引っかかってしまい、ぐるぐると頭の中にネガティブな思考が広がる経験は誰しもあること。
それだけで済めばまだいい方で、自分に嫌気がさして自己嫌悪にまで到達してしまったら、今流行りの(?)自己肯定感は急降下。
感情にフタをしない
とは言うものの、誰かの言葉にトゲを感じたり単純に物事がスムーズに進ます「うまくいかないな」と、気分が立ち止まってしまっているのは、まぎれもない事実。傷ついたり、がっかりした気持ち、怒りを覚えた感情をスルーしたりフタをしたりせず、「こんなことがあったんだもん、気にしないはずないよ」と、自分の感情を認めることはとても大切。
感情を認めれば、自己嫌悪には陥らず「嫌なことがあったな」という事実だけが残る。
だって結局、自分のご機嫌を取れるのは自分しかいないから、喜怒哀楽をまずは受け止めなきゃ。
凹みを補う「ご機嫌スイッチ」
以前、ちょっと疲れたりイヤなことがあった時にやってみる「あなたのご機嫌スイッチを教えて」という問いを投げかけたところ、こんな答えが集まった。みんな凹みに効くアイデアを色々持っているみたい。
・仕事帰りにセブンのコーヒー
・銭湯、サウナでイヤなことを水に流す
・ご近所の神社の御神木を触りに行く
・コンビニスイーツ一択
・鳥羽水族館のラッコのメイちゃん動画
・お高め泥シャンプーで髪サラサラ
・長池見附橋を見に行く
・高速短距離ランで汗をダラダラ
・お花を買う
ココロととのう「3つの約束」
イヤだな、という感情は受け止めつつもそれ以上は深掘りしないで手放すには、ご機嫌スイッチを試すのも1つのアイデア。それをヒントに最近ちょこちょこやっているのが3つの約束。
ちょっとしたタスクをこなすと「はい、じゃ、次!」と段落が変わって、イヤなコトからゆるっと距離を置くことができる。つまりココロが前に進む。
約束のコツ
約束と言っても、夢を叶えるために掲げる目標では無い。イヤなことが起こった現在地から離れるためだけのものだから、くれぐれも「英会話をマスターする」とか「5キロやせる」なんていう努力を伴うものは避ける。「引っ越しをする」とか、高額なお金がかかるものも除外する。
今日、明日1日で何とかなることを見つけてみる。普通に毎日やっていることでもいい。「テーブルの上を片付ける」「ワンちゃんのお散歩」といったレベル。そして必ず1つは好きなことを加える。
ある日のワタシはこんな風
実に他愛のないコトばかりだけど、好きなおやつを食べて、戒めに?体重を計って、ついでに腹筋もやっちゃうか! という流れ。実は前日にサーバーの不具合で、取引先とのやり取りができず、とっても疲弊したので、ちょっと気分を散らしたかったのだ。
因みにオレンジの●は呉竹のZIG CLEAN COLOR DOT。先っちょがプニッとなる不思議なペン先なので、日々のタスク管理にも使っている。
【ココロととのうメソッド】
「たったこれっぽっち」のコトだけど、人のココロって案外強くて案外いい意味でいいかげん。感情を受け止めて、ちょっとココロの矢印の角度を変えてみると意外とすぐに平気になる。
「自分との約束を守る」ことは、たとえ小さなことでも自信がつくし、やっぱりちょっと満足できる。自信と満足が搭載されれば、自己肯定感だってきっと上がるものね。