買い置きした「キッチン泡ハイター」いつまで使えるの?意外と知らない“使用期限”とは

家のこと

2024.06.21

お掃除スペシャリスト」(クリンネスト1級)の三木ちなです。消臭なら2分、漂白・ぬめり除去なら5分のつけおきできれいになる「キッチン泡ハイター」。掃除やお手入れに使える便利なクリーナーですが、購入から数年経っている場合は注意が必要です。ここでは、知られざる「キッチン泡ハイターの使用期限」についてご紹介します。

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キッチン泡ハイターの使用期限は「3年」

キッチン泡ハイター

食品と違い、洗剤は口にするものではないため、“使用期限がないもの“と思われがちです。
しかし、洗剤も日が経つことに劣化はすすむもの。はっきりとした使用期限は書いてありませんが、キッチン泡ハイターについては、「購入から3年経過したもの」は使用をおすすめできません。

その理由は、キッチン泡ハイターの主成分である次亜塩素酸ナトリウムが、時間や保存環境によって分解され、濃度が落ちるからです。
次亜塩素酸ナトリウムは常温でも分解がすすむため、経過とともに濃度が低くなるのは避けられません。
花王公式HPには、「ご購入から3年以上経過した古い製品では、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が著しく低下している場合がありますので、ご使用はおすすめできません」とはっきりと記載があります。

古いキッチン泡ハイターの捨て方

購入から3年が経過したキッチン泡ハイターをお使いの方は、本来の洗浄力でお手入れするためにも買い替えをおすすめします。
不要になった古いキッチン泡ハイターは、以下の方法を参考にただしく処分しましょう。

水を流しながら少量ずつ排水口へ

少量ずつ水と一緒に流す

400mlボトル1本の場合は、水を流しながらキッチン泡ハイターを排水口へ流します。間違っても、水なしで原液だけを捨ててはいけません。
“少しずつ流す”目安は、キッチン泡ハイター100mlに対して4分ほど。その間はずっと水を流し、液だれ・液はねに注意してください。一度に処分するのは避け、回数をわけて少しずつ処分しましょう。

※トイレや排水口に流す場合、必ず設置型の洗浄剤(「まぜるな危険」の表示がある錠剤タイプの製品など)を使用していないか確認を。塩素系と酸性の成分と混ざると、有毒な塩素ガスが発生することがあるため危険です。

上記の処分方法は、あくまでも400mlボトル1本の場合です。
お住まいの自治体から指定された処分方法があれば、そちらを優先。大量に処分したい場合も、自治体へ相談してください。
また、浄化槽を使用している方も、まずは一度問い合わせてから適切な方法で処分しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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