「エアコン」の劣化や故障につながる。じつはやってはいけない“3つのNG掃除”

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2024.08.21

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。エアコンの機能を低下させないためにも、定期的なエアコン掃除は必須。しかし、自己流でお手入れすると劣化する恐れがあります。ここでは、実は間違いな「やってはいけないエアコンのNG掃除」についてご紹介します。

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NGその1.エアダスターを使う

エアダスターを使うのはNG出典:stock.adobe.com

ホコリを取り除くのに便利な「エアダスター」ですが、じつはエアコン掃除には使えません。エアダスターは可燃性のものが多く、誤って使用するとエアコンが故障する場合があります。
さらに、発煙・発火のリスクも伴うため、かなり危険です。知らずに使うと事故につながる可能性がありますので、エアコンに限らず家電製品にはエアダスターの使用を避けましょう。

NGその2.ファンのホコリを綿棒で取り除く

汚れたエアコンのファン出典:stock.adobe.com

エアコンの吹出口を見ると、ファンの部分に黒カビやホコリがにびっしりついていませんか? あまりに汚れ具合に、綿棒を使って自力で取りたくなる気持ちは分かります。
しかし、ファンの汚れはかなり頑固で大量。麺棒でこすったくらいでは、すべてを取り除くことはできません。
麺棒で落としてからエアコンを稼働させると、はがれた汚れがポロポロ降ってきて、部屋中にカビをまき散らしてしまいます。
ファンにこびりついた汚れは自力で解決しようとせずに、専門のエアコンクリーニング業者に依頼しましょう。

NGその3.市販のフィルターを貼りつける

市販のエアコンフィルター

エアコン掃除の手間を省くために、市販のエアコンフィルターを取りつける手もあります。
しかし、メーカーではフィルターの使用を推奨していません。運転効率が下がり、冷房の効きが悪くなる恐れがあります。
フィルターを取りつけることは目詰まりしている状態と同じく、エアコンの運転に支障をきたしますので、使用は避けた方が無難です。

エアコンの自己流お手入れは危険

エアコンは、「自分で掃除できる場所」が限られています。基本的には、エアフィルターと目で見える部分以外は自己手入れできません。
貼るフィルターやお掃除スプレーなどの市販品であっても、メーカーが使用を推奨していないものもあります。

今一度お使いのエアコンの取扱説明書を確認して、ただしいお手入れ方法やNG事項を見直してみましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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