歯ブラシを濡らすのはNG!?その理由は……
歯ブラシを使うとき、「乾いたまま磨く派」と「水で濡らしてから使う派」に分かれるかと思います。この“歯ブラシを濡らすか・濡れさないか論争”の結論は、「濡らさない」が正解です。
その理由は、大きく分けて2つあります。
理由その1.泡立ちがよく、磨いた気になってしまう
歯ブラシを水で濡らしてから歯磨き粉をとると、歯磨き粉が口内でしっかりと泡立ちます。しかし、この泡が歯の汚れを落としてくれるわけではありません。
むしろ泡が立つと汚れが落ちた気になり、磨き残しに気付かずケアが不十分になる可能性があります。
理由その2.歯磨き粉の効果が半減してしまう
歯磨き粉は、商品によってさまざまな効果があります。ホワイトニングや口臭ケア、歯周病予防などそれぞれ特化しているものが異なりますが、歯ブラシを水で濡らすと薬剤が薄まる恐れがあることも……。
薬剤は薄めずに使うことが前提となりますので、本来の効果を発揮するには歯ブラシを濡らさずに使うのが適切です。
歯ブラシは「乾いたまま」使おう
水で濡らしてから使うと、泡立ちが良く口の中がすっきりしますが、十分に磨けていないことに気付きにくいデメリットがあります。
泡に惑わされることなく丁寧に歯を磨くためにも、歯ブラシを水で濡らすのは避けましょう。
歯ブラシは定期的に交換して、使った後は水で洗い流した後によく乾燥させてくださいね。