「アルカリ電解水」が苦手な“3つの汚れ”「だから落ちないんだ…」「洗剤間違ってた」

家のこと

2024.12.17

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。手肌にやさしく扱いやすいナチュラルクリーナーの中でも、手軽に使いやすい「アルカリ電解水」。成分が水100%でありながら、家中の汚れを落としてくれる優れものです。しかし、中には苦手な汚れも……。ここでは、“大掃除には向いていない”「アルカリ電解水が苦手な汚れ」をご紹介します。

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蓄積した尿石汚れ

トイレの便座裏に蓄積した尿石汚れ

アルカリ電解水は、名前の通り「アルカリ性」のクリーナーです。油汚れや手アカといった酸性の汚れに対しては、中和させてすっきり落としてくれます。
一方で、同じアルカリ性の汚れは不得意。頑固な尿石汚れや黄ばみの掃除に使っても、なかなか落ちません。
同じナチュラルクリーナーを使う場合、尿石・黄ばみ汚れに対しては「クエン酸」が効果的です。

化石化した水アカ汚れ

水アカ出典:stock.adobe.com

お風呂場などの水まわりにできる頑固な水アカ汚れは、アルカリ電解水で掃除してもまるで歯が立ちません。水アカはアルカリ電解水と同じアルカリ性なので、汚れに対して洗浄効果が出ないんです。
水アカ汚れは、反対の性質を持つクエン酸が有効。頑固に凝り固まって落ちない場合は、掃除場所に合わせた酸性洗剤を使いましょう。

頑固な黒ずみ汚れ

便器の汚れ出典:stock.adobe.com

黒ずみ汚れは、いろいろな汚れが混ざり合った複雑なもの。汚れが蓄積してできることが多く、そう簡単には落ちません。
アルカリ電解水の洗浄力では歯が立たないケースがほとんどなので、掃除をしてもすべて落とし切るのが難しいです。
黒ずみ汚れは素材や場所によって適切な掃除方法が異なります。トイレの便器にできる黒ずみは、サンポールなどの酸素系洗剤がおすすめ。汚れがゆるむので、するんと落ちやすくなりますよ。

アルカリ電解水が向いている汚れに使おう

万能なクリーナーでも、向き・不向きな汚れは必ずあります。アルカリ電解水は、手アカ・皮脂・油など“酸性の汚れ”の掃除におすすめです。
コンロの毎日お手入れやドアノブ、手すりのお手入れに活躍しますので、アルカリ電解水の強みを生かせる掃除に使いましょう。

 

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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