1.熱中症のリスクは「水分と塩分」の不足から
暑い日は汗と一緒に水分や塩分、身体に必要な栄養素がどんどん失われていきます。
これが、だるさや熱中症の一因に。
みそは塩分やミネラルが自然にとれる発酵調味料。
冷たいみそ汁なら、水分と栄養を同時に補えて、夏の身体をやさしく支えてくれます。
2.とろろでエネルギーと胃のケアを
とろろに含まれる「アミラーゼ」は、でんぷんの分解を助ける消化酵素です。
なめらかで喉ごしがよく、エネルギー源にもなるので、食欲がない日にもぴったり。
胃にやさしく届く、疲れた身体の味方です。
3.トマトとキムチで「食べられる元気」を
トマトは水分が豊富で、クエン酸やカリウムなど夏にうれしい栄養がたっぷり。
キムチの酸味や発酵の旨みは、食欲を引き出してくれる組み合わせです。
大葉の香りを添えれば、口に入れた瞬間に気分までスッと整う一杯に仕上がります。
参考資料:熱中症環境保健マニュアル 2022
暑さで食欲が落ちる日も、身体はちゃんと栄養を欲しがっています。
火を使わず、冷たくてするっと食べやすいみそ汁が、夏バテの心強い味方になりますので、ぜひお試しください!
トマトととろろとキムチの冷製みそ汁
材料(2〜3人分) 調理時間10分
熱湯……100ml
和風顆粒だし(味の素ほんだし)……小さじ2分の1
氷水……300mL
みそ……15〜20g
ミニトマト……5〜6個ほど
長芋……(皮を剥いて)100gほど
キムチ……50gほど
大葉……2〜3枚
すりごま……お好みで
ごま油……お好みで
作り方
1 耐熱ボウルに熱湯と和風顆粒だしとみそを入れて混ぜる。
2 1の全体が馴染んだら氷水を入れて混ぜる。
3 ミニトマトは半分に切り、長芋は皮をむいてすりおろし、とろろ状にする。大葉は刻んでおく。
4 器に3のミニトマトと長芋とろろと大葉・キムチを盛って2を注ぐ。
5 最後にすりごまとごま油をかけたら完成。