「茶色の汚水が出てきた…。」キレイに見えても意外と汚れているモノとは?【洗濯のプロが実践】

家のこと

2026.01.03

洗濯研究家の平島利恵です。年末が近づくと、キッチンやお風呂、クローゼットなど「見える場所」の掃除に意識が向きがちですよね。でも実は、大掃除前に一度立ち止まってほしい場所があります。それが毎晩体を預けている寝具です。シーツや枕カバーは、見た目がきれいでも、毎晩かいた汗や皮脂を確実に吸い込んでいます。「冬だから大丈夫」「気にならない」そう思っていても、本当に清潔でしょうか。実際に洗ってみます。

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実際に洗ってみたら、想像以上でした

今回は、
・寝具2種類(シーツ・枕カバー)
・バスタオル
この3点を実際につけ置き洗いしました。

普段から洗濯はしているものの、柔軟剤や香りビーズを使っていた寝具です。
見た目に大きな汚れはありません。

ところが、粉末洗剤を溶かしたぬるま湯につけた途端、水の色がみるみる変化。
出てきたのは、はっきりとした茶色の汚水でした。

タオルから出た汚れ

さらに、水から立ちのぼったのは、どこか香ばしいような独特のニオイ。
これは、汗や皮脂だけでなく、柔軟剤や香り成分が汚れと一緒に蓄積・酸化していたサインです。
香りがしていたからといって、清潔とは限らないことがはっきり見えてきました。

「毎日使っている」からこそ溜まる汚れ

毎日汚れが蓄積する

寝ている間、人はコップ1杯分ほどの汗をかくと言われています。
その汗や皮脂は、少しずつ繊維の奥に入り込み、通常の洗濯だけでは落としきれなくなることも。

特に年末は、
・夏〜秋にかけての汗
・皮脂汚れ
・香り成分の残り
が重なり、見えない汚れがごっそり溜まりやすい時期です。

意外と多い、寝具の血液汚れ

高濃度洗剤をブラシにつけ、トントン叩く

今回洗った寝具には、気づかないうちについた古い血液汚れも見つかりました。
寝ている間のかき傷や小さな出血は、本人も気づきにくいものです。

血液汚れは時間が経つと繊維に固着し、落としにくくなります。
粉末洗剤を少量の水で溶いた高濃度洗浄液を使い、ブラシでトントンと前処理をしてから、ぬるま湯でつけ置きすると、もみ洗いなしでも汚れが浮き上がってきました。

「血液汚れにお湯はNG」と言われますが、それは高温の場合です。
体温程度のぬるま湯であれば、洗剤の力が働き、汚れは落ちやすくなります。

洗えるか、手放すか。気持ちに区切りをつける1回

捨てる前に一度つけ置き洗いを

つけ置き後の汚水を見ると、「こんなに汚れていたなんて」と驚く方がほとんどです。

でもこれは、怖がるためのものではありません。
洗ってリセットできるのか、それとも役割を終えたのかを判断するための“1回”。

きれいに戻るなら、また気持ちよく使う。
落ちきらないなら、寝具としては卒業し、掃除用に役割交代する。
それが、無理のない向き合い方だと思っています。

年末の寝具ケアは、気持ちの切り替えにも

清潔なシーツに替えるだけで、眠りの質は驚くほど変わります。
まずは自分の体に一番近い場所を整えてみませんか。

実際の汚水の様子や洗い方は、動画でもご紹介しています。
ぜひ一度、目で見て確かめてみてください。

▼動画で見る

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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