まずは、むくみを引き起こしていないかチェック!
むくみの原因は人によってさまざまです。まずは、代表的なむくみの原因と症状を引き起こしやすい生活習慣の例からみていきましょう。
- 排尿量が少ない
- 運動不足である
- 長時間同じ姿勢でいることが多い
- 味の濃いもの、塩分が高い食べ物が好き
- 生理などホルモンの影響
通常、平均的な成人の排尿量は700~1500mlといわれています。高齢になると量が少し減りますが、1日に5~7回はトイレに行くのが正常といわれています。意識してたくさん水分を取るようにしていても、それを排出することができていなければ水分が留まって体は浮腫んでしまいます。
また長時間同じ体勢でいたり、ふくらはぎを使う機会が少なかったりすると血液やリンパの流れが滞り、むくみを引き起こします。塩分は水分を抱え込む性質をもっているため、摂取しすぎるとこちらもむくみの原因に!ポーズの実践と合わせて、食生活も見直してみましょう。
むくみ解決のポイントは股関節にあり
浮腫んでいる場所がふくらはぎだからといって、そこだけを揉んだり叩いたりしても「あまり解消された気がしない……」という方も多いのではないでしょうか。
その原因は、リンパ液が通っているリンパ管のなかでも、フィルターの役割をしている「リンパ節」にあります。脇の下や首元、膝裏にあるリンパ節のなかで、とくに大きなリンパ液の通り道となっているのが股関節部分、つまり鼠蹊部(そけいぶ)です。鼠蹊部を刺激するポーズをとることでリンパ液や血液の流れが促進され、ふくらはぎのむくみ解消につなげることができます。
今夜から試したい「むくみ解消ポーズ」
今回ご紹介するのは、ヨガでも使われている「ハッピーベイビー」という開脚ポーズです。
開脚といっても難しい動きは一切なく、ベッドの上でおこなってもOK。早速、やり方をチェックしてみましょう!
- 仰向けになり、両膝を抱えるようにセット
- 右手は右膝に、左手は左膝に添え、膝を大きく外へ開く
- 曲げている膝を90度になるように伸ばし、足首も90度に保つ
- 足の小指側から足裏を掴む
- 手は足裏を下に押し下げようとし、足裏は天井方向に押し上げるようにして、力をかけ合う
- その状態で、深呼吸を5~6回繰り返す
ポイント
4の動きをするときに小指側から足を掴む体勢がつらい場合は、親指側から掴んでもOK。それでもキツいと感じる場合は、片足ずつトライしてみましょう!
まとめ
簡単なポーズですが、毎晩続けているとその効果の大きさに気がつくはず。生理痛がひどい時にもおすすめのポーズですので、体調の変化に関係なくいつでも試すことができます。深い呼吸を意識しながらおこなってみて下さい。