自信が無く鏡を見てため息をつく毎日。そんな社労士の彼女が独立!変わったキッカケはなんと“服”だった

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 自信が無く鏡を見てため息をつく毎日。そんな社労士の彼女が独立!変わったキッカケはなんと“服”だった

2022.05.15

「40 代になってから何を着ればいいかわからない」「買っても買っても『服がない』」「着たい服がみつからない」など、40歳になったのを機にファッションに悩む人が多いようです。たかが服、だけど、されど服!服飾戦略スタイリストの内田亜実さんの言葉を借りると「服を選ぶことは、人生を選ぶこと」。40 歳からのあなたを最上級にアップデートするための服飾戦略を、内田さんに教わります。

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前回、「ファッションに迷う人は『自分自身の生き方』に迷っている」とお話しさせていただきました。

かなりの反響をいただき、私も励みになりました。

今回からは「ファション」と「生き方」がどうして「イコール」で結ばれるのかということを、実例をあげながら具体的にお話ししていきたいと思います。
今の自分について悩んでいる方の背中を押す“きっかけ”になれば嬉しいです。

自信が持てず、鏡を見るたびにため息をつく毎日…でも、「自分を変えたい」という強い思いから独立が実現したKさん

鏡出典:stock.adobe.com

今回は社労士のKさんのことを詳しくお話します。
現在は独立されてご自身が描いていた「かっこいい社労士」として活躍されているKさんですが、社労士の資格がとれてすぐは…

  • 自分の本来の目的にあった働き方ができない
  • ジレンマを感じるものの、自信が持てない
  • 鏡を見るたびにため息がでてしまう

そんな日々を送っていました。

当時はせっかく取得した資格を生かせず、事務的な社労士の仕事しか任されていない状態でした。
しかし、「今の環境も自分も変えたい」「だれかに必要とされる社労士になりたい」という強い想いは、Kさんから感じられました。

理想の「装い」が自信に変わり、なんと一年以内に独立!

色々な服出典:stock.adobe.com

自分の姿を鏡で見てはため息をついていたKさんですが、

  • 自分の強みはどこか → 自己との対話
  • 理想のイメージ → 言語化
  • 今後、どんな風になりたいのか → 具体的に描く

などを一緒に深掘りし、まずはパーソナルなブランドの軸を構築することにしました。

  • ストライプ柄のシャツ…誠実さ、実直さを
  • ネイビーのパンツスーツで…直線的な知的さを

また、「頼り甲斐のある、憧れられるかっこいいと言われる社労士になりたい」というKさんの願望から

  • 直線的なヘアスタイルで凛としたイメージを
  • メイクはあくまでも華美すぎず
  • スカーフなどの小物で意志の強さと華やかさを演出
  • スカーフの柄はK さんが本来持つ温かさを出すために曲線的な柄を選択

すると、数か月前までは事務的な仕事しか任せてもらえなかったKさんが、新入社員の研修の担当に。
少しずつ装いも内面も変わっていく自分に自信がつくと、責任のある仕事を任されるようになったといいます。

今まで言われることのなかった「かっこいい」という言葉を会う人、会う人から言われるようにもなりました。

社労士「かっこいい社労士」へと大変身を遂げたKさん。ただファッションが変化しただけではなく、Kさんの内面や「こうなりたい!」という思いを具現化したスタイルに。

時間も勇気もかかるけれど、まずは「変わりたい」という気持ちが大事

おしゃれな女性出典:stock.adobe.com

そして、「変わりたい」と強く思うようになってから1年以内に独立。
今ではご自身の思い描いていた社労士として活躍されています。

もともと自分の中にまじめで実直、優しいという「強み」はあったものの、その軸が漠然としていて身動きが取れなかったKさん。
変化が出てきたことによりその軸がすっと固まり、強い決心や責任感に変わったようでした。

自分の強みがわかるようになったため、今ではセルフプロデュースできるほどファッションセンスもついたKさん。「今の自分が本当に大好きです」と話す姿は、講座に来られた当初とは別人のように生き生きとされています。

このように、少しの勇気で人は変われます。

一歩を踏み出すか、否かの違いです。

その一歩踏み出すまでには時間も勇気もいることもわかります。

ゆっくりでもいいので、「変わりたい」というあなたの気持ちの灯は消さないでいてくださいね。
 

Text by Nana Yasuda

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著者

内田亜実

内田亜実

服飾戦略プロデューサー/株式会社Meilleur Ami代表取締役 甲南大学経営学部卒業後、セレクトショップやハイブランドにて勤務。販売員時代含め延べ4300人以上のスタイリング経験を生かし、魅せ方、ブランディングに特化したスタイリングを指南。クライアントは有名起業家や経営者、メディア関係者など多岐にわたる。ブランディング講座やキービジュアルのプロデュースを担当。

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