名残りの春菊で、春の体をととのえる
名前は「春菊」ですが、旬は11月から3月の冬。春が近づき、そろそろ終わりの季節です。
冬の間に体にたまったものを出していくには、苦味のある食材を食べるとよいと言いますが、春菊は春のデトックスにもばっちりの食材です。
独自の香りは胃腸の調子を整えるのにもよいと言われているので、名残りのこの時期にたくさん食べましょう。
春菊の苦味をアクセントに
「春菊がうまく食べられない」という方におすすめなのが、油で調理すること。炒めたり、ゆでてからごま油で和えてナムルにしたり。
春菊の主な栄養のひとつ、βカロテンは油と合わせると吸収がよくなるので、今回のような豚肉やチーズと合わせる料理はぴったり。
豚肉とチーズのこっくりとした組み合わせに春菊の苦味がアクセントになり、さっぱり食べられます。
豚肉と春菊のチーズ焼き(調理時間 15分)
材料(4人分)
・豚こま肉……240g
・しょうゆ……小さじ2
・こしょう……少々
・シュレッドチーズ……70g
・春菊……50g
・小麦粉……大さじ3
・ごま油……大さじ1〜2
作り方
1. 豚肉は1cm幅に、春菊は4cm長さに切る。
2. 豚肉に醤油とこしょうで下味をつける。
3. 春菊と薄力粉、水を加えて混ぜる。
4 フライパンにごま油を中火で熱し、3を4〜5cm大に広げて並べて焼く。
5. 両面を色よく、片面2分ずつ焼く。
豚肉に醤油をもみこめば、臭みを抑えて風味アップ
味のポイントは、醤油で豚肉にしっかり下味をつけること。
あとはチーズの塩分だけでタレなしで美味しく食べられます。
チーズのまろやかなコクに醤油の香ばしい香りと春菊の苦味がからまり、醤油だけとは思えないような豊かな味に仕上がります。
とろりチーズとしっかり味の豚肉でごはんが進む!
今回のレシピでは焼きやすいように小麦粉と水でまとめていますが、小麦粉と水なしでもチーズで繋がりますよ。冷めてもおいしく、しっかり味でごはんが進むので、お弁当の一品としても大活躍しますよ。