教えてくれたのは……小林青果株式会社
創業以来70年以上にわたり、北九州中央卸市場にて青果の生産者と小売店舗のバイヤーを結ぶ仲卸業を営む小林青果株式会社。九州各県だけでなく、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届けしている。安全で安心できる食品の提供はもちろん、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼を大切にしている。
春はタケノコの季節
タケノコの旬は3月に九州から始まります。そして日本列島を北上し、北限と言われている山形県の6月まで旬が続きます。タケノコは、春の訪れとともに市場に並び多くの人々に愛される食材です。
タケノコ料理の美味しさの秘訣とは
日本で春の味覚として重宝されているタケノコは、その新鮮さが料理の質を左右すると言われています。おいしいタケノコ料理には、新鮮なタケノコが欠かせません。では、新鮮でおいしいタケノコを見分けるにはどうしたらいいのでしょうか?
新鮮でおいしいタケノコを見分ける5つのポイント
1. 外皮が薄い茶色
外皮が薄い茶色のものがおいしいタケノコです。外皮が濃い色をしているものは、日光をたくさん浴びているためアクが多めになってしまいます。
2. 穂先が黄色で締まっている
穂先が黄色で締まっているタケノコを選びましょう。穂先が緑や黒ずんでいるものは、収穫から時間がたっている可能性があります。
3. 重みがある
ずんぐりしていて重みがあるタケノコがおいしくて良質です。
4. 根本の断面が白い
根本の断面が白く、みずみずしいタケノコは新鮮です。時間がたつと、根本の断面は茶色くなって固くなります。
5. 根本の断面が楕円になっている
根本の断面が楕円になっていて、全体の形が曲がっているものを選びましょう。このような形状のタケノコは雌筍と呼ばれ、やわらかくておいしいです。
いかがでしたか? 鮮度のいいタケノコを見分けることは、おいしいタケノコ料理を作る上で1番大切なことです。
そして、新鮮なタケノコはできるだけ早く下処理することが大切! 次回は、タケノコの正しい下処理の方法についてお伝えします。ぜひ、チェックしてみてください!