40代から始める「プチ尿漏れ対策」と布ナプキンのメリット【洗濯研究家が解説】

心と体

2025.07.22

洗濯研究家の平島 利恵です。「くしゃみをしたら……」「ジャンプしたら……」そんなちょっとした拍子に、“あっ”と思ったことはありませんか? 実は40代以降の女性の3人に1人が、軽い尿漏れを経験していると言われています。でもこの悩み、なかなか人には話しづらいですよね。出産や加齢、ホルモンバランスの変化などが重なり、誰にでも起こりうるもの。これから閉経を迎える時期だからこそ、自分の身体とやさしく向き合う準備が必要です。今回は、私自身も使っている「布ナプキン」を使った、肌にも環境にもやさしいケア方法をご紹介します。

広告

40代から始まる、身体の変化

40代から始まる体の変化

閉経が近づくと、ホルモンバランスの変化により、膀胱まわりの筋肉(骨盤底筋)がゆるみやすくなります。その結果、「ちょっとした尿漏れ」が起こりやすくなるのです。

実際に、40代以上の女性の約3人に1人が尿漏れを経験しているという調査結果も出ています。

簡単にできる!尿漏れ防止対策3選

尿漏れを防ぐためには日々の積み重ねが大切です。簡単なことから取り入れ、予防をしましょう。

1. 骨盤底筋トレーニング

骨盤底筋トレーニング

息を吐くタイミングで下腹を軽く引き締めるだけでもOK。継続することで、骨盤底筋のゆるみをケアできます。ヨガやピラティスも効果的です。

2. 身体を冷やさない

身体を冷やさない

とくに下半身の冷えは膀胱の働きを乱す原因に。湯船につかる、冷房の効いた室内では薄手の腹巻やレッグウォーマーを使うなど、下半身をあたためる意識を持ちましょう。

3. トイレのリズムを見直す

水分摂取量に注意

“我慢しすぎ”も、“行きすぎ”もNG。1~2時間おきなど、自分に合ったペースでトイレに行くように意識してみましょう。膀胱に負担をかけすぎないことが大切です。

そのほかにも、カフェインやアルコールを控える、水分を摂るタイミングを調整する、ストレスケアを心がけるなど、毎日の生活で取り入れられることがたくさんあります。

できることから少しずつ。続けることで、体はきちんと応えてくれますよ。

広告

気軽な「布ナプキン」という選択肢

気軽な布ナプキンという選択肢

尿漏れが心配な日には、吸水ライナーや使い捨てパッドがよく使われますが、洗って繰り返し使える「布ナプキン」も、実はおすすめなんです。

肌触りがよく、まるで下着感覚

肌触りが良い

布ナプキンの身体に触れる部分はコットンを使用しているものが多く、ゴワつきが少ないため、ナプキン独特の違和感がありません。

透湿防水布で漏れの心配もなし

漏れの心配もなし

しっかり吸収しつつ、夏場もムレずに快適に過ごせます。

洗って使えるから経済的

洗って使えるから経済的

布ナプキンは初期投資こそかかりますが、毎日使うものだからこそ、ゴミを減らして負担も軽くできます。しかも、生理のときにも使えるので、閉経前後の不安定な周期にも対応できて一石二鳥です。

「ちょっと不安」をそのままにしないで

不安をそのままにしない

年齢を重ねることで起こる身体の変化は、誰にでもあること。大切なのは、“恥ずかしい”と感じずに、自分をいたわるケアを始めることです。

「実は私も……」と感じたら、まずはできることから試してみてくださいね。下着のようにやさしく寄り添う布ナプキン、あなたの日常をきっと支えてくれます。

広告

著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

この記事をシェアする

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る