逆に熱中症や故障のリスクもある「ハンディファン」の“NGな使い方3つ”

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2025.08.04

暑い日の外出に欠かせない「ハンディファン」。コンパクトで持ち運びやすく、ちょっとした涼を得られる便利なアイテムですよね。しかし、使い方を間違うとハンディファンが壊れたり、熱中症のリスクが増したりすることも……。そこで今回は、うっかりやってしまいがちな「ハイディファンのNGな使い方」についてご紹介します。

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NGその1.真夏の車内に放置する

夏の車内に放置するのはNG出典:stock.adobe.com

真夏の車内は、まさに灼熱地獄。「すぐに戻るから」「短時間だけだから」と、炎天下の車内にハンディファンを置きっぱなしにするのは絶対にNGです。
ハンディファンに使われているリチウムイオン電池は高温に弱く、エアコンの効いていない車内に放置すれば、膨張や発火のリスクがともないます。最悪の場合、爆発するおそれもあるほど危険です。
事故には至らなかったとしても、熱さによって内部のモーターや電子回路が劣化し、寿命が縮む原因にもなります。ハンディファンは車内に置きっぱなしにせず、つねに携帯するクセをつけましょう。

NGその2.保冷剤をあてながら使う

ハンディファンに保冷剤を当てて涼むのはNG出典:stock.adobe.com

冷たい風を求めて、保冷剤や氷をハンディファンにあてる使い方も注意が必要です。保冷剤の結露がハンディファンの内部に入り込むと、故障の原因になります。保冷剤をあてる場所によっては、涼しくなるどころかモーターが熱を持つ可能性があるため注意が必要です。
どちらにしても、ハンディファンと保冷剤の相性はよくありません。どうしても冷風を求める場合は、首元に濡れタオルや冷感スプレーを併用し、ファンはあくまで空気を循環させる目的で使うようにしましょう。

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NGその3.猛暑日に長時間同じ場所に風をあてる

暑い屋外で同じ場所に風を当て続けるのはNG出典:stock.adobe.com

ハンディファンは涼むためのアイテムですが、暑い日は逆効果になることもあります。外の気温が高ければ、ハンディファンでいくら風をおこしても熱風しかあたりません。
そんな状況で、ずっと同じ場所に風をあて続けたらどうなるでしょうか? 首などの太い血管がある場所に温風をあてると、涼むどころか血液の温度が上がって熱中症のリスクが上がります。体温が上昇するけれど、ハンディファンによって汗が蒸発するため、うまく体温を下げられない危険な状態に陥ります。
ハンディファンは外の気温が高すぎる場合、暑さ対策にはなりません。屋内で使用したり、風をあてる位置を変えるなどのくふうが必要です。

正しい使い方で、安全に賢く涼しく!

注意点はあるものの、ハンディファンは正しく使えば、夏の外出を快適にしてくれる心強い味方です。体にも機械にも負担がかからないよう、使用する場所や時間に注意して、長く安全に愛用しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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