汗や皮脂は、毎晩蓄積する
寝ている間、人はコップ1杯分以上の汗をかくといわれています。特に今の季節は、気温も湿度も高く、枕に染み込む汗や皮脂の量もぐっと増える時期。それが毎日蓄積し、空気に触れて酸化することで、ニオイや黄ばみの原因になっているんです。
枕の天日干しでは、湿気は減らせても、「汚れや雑菌は残ったまま」。一見スッキリしたように感じますが、汗やアカなどのたんぱく質汚れは蓄積し続けています。
枕のように厚みのあるものは、乾かすのが最大のハードル。でも、今は気温が高く乾きやすい季節。まさに“洗いどき”です!
枕は、洗濯機で丸洗いOK!
「枕って洗えないと思ってた……」という方も多いのですが、綿・ポリエステル・パイプストロー・コルマビーズなどの素材なら、自宅で丸洗いOK。
洗濯表示を確認し、洗濯ネットに入れ、デリケートコースなど弱水流のコースで洗濯しましょう! この時洗剤は、皮脂・汗汚れに強い「アルカリ性粉末洗剤」がおすすめです。
洗濯表示がないときは素材で判断を。洗えない素材(そばがら・低反発ウレタンなど)は、カバーをこまめに洗う or タオルを敷いて対策しましょう。
汚れもニオイもごっそり落とす“枕の洗い方”
枕を買ってから一度も洗っていない方、洗っても「なんとなくニオイが残る」と感じる方は汚れが、汚れが蓄積している可能性が。そんなときは、洗濯機に入れる前に“つけ置き洗い”をプラスするのがおすすめです。
【1】つけ置き
バケツに40℃程度のお湯を入れ、酵素入り粉末洗剤を溶かします。枕を沈め、30~60分放置。浮かないよう重しをのせて。
つけ置き後の洗浄液からは、こんなに汚れが……!
【2】洗濯機で洗う
洗濯ネットに入れ、弱水流コースで洗います。
【3】しっかり乾燥
風通しのよい日陰で平干し。しっかり乾かすことが一番大切です!
「天日干ししかしていなかった」「ニオイが気になってたけど忙しくて……」。そんな方こそ、夏のうちに一度、枕をリセットしてみませんか? 手間なく簡単! 清潔な枕で、夏の睡眠の質がグッと上がりますよ。
▼動画では、実際に5年間洗っていなかった枕を洗ってみた様子を公開中