すすぎと陰干しで、ニオイを防ぐのがポイント

ゴム手袋のニオイを防ぐポイントは、しっかりすすいで、風通しのよい場所で陰干しすることです。内側に汗や洗剤が残ってしまうと、どうしてもニオイやすくなります。
今回のケアに特別な道具は必要なく、家にある食器用洗剤とぬるま湯だけでOK。使ったあとに表面を洗い、内側も軽くすすいでしっかり流すだけで清潔が保てます。
今日からできるゴム手袋のお手入れ
お手入れに使うもの

・ゴム手袋
・食器用洗剤
・ぬるま湯
・洗面器
・タオル
※熱いお湯はゴムの変形や劣化の原因になるため、手で触れて「少し温かい」と感じる程度のぬるま湯がおすすめです。
ステップ⒈ ゴム手袋の表面を洗う

ゴム手袋をつけたまま、手を洗うように食器用洗剤で手袋表面を洗います。手のひらや指先など汚れが残りやすい場所を中心に、軽くこすりながら洗うのがコツです。
ステップ⒉ 裏返して内部を洗う

裏返す際、水を使って押し出す「裏返し法」を試すとスムーズにできます。ゴム手袋を半分ほど裏返した状態で手袋の中に水を入れ、指先側に向かって流していきます。

口をゆるくしばったまま、指先に向かって軽く水を押すと、指先が「ぴゅっ」と飛び出します。

裏返せたら、食器用洗剤を数滴入れたぬるま湯で内側をやさしく揉み洗いします。力を入れすぎるとゴムを傷めてしまうので、手袋全体をふんわり動かす程度で十分です。
ステップ⒊ しっかりすすぎ、乾燥させる

手袋の内側と外側の汚れを落としたら、洗剤が残らないように丁寧にすすぎます。ここはとても大事なポイントです。洗剤が少しでも残っていると、ゴムが劣化しやすくなったり、ニオイの原因になったりしてしまうことがあります。泡が見えなくなるまで、ぬるま湯でしっかり流してください。

すすいだあとは、タオルでゴム手袋を軽く挟むようにして水滴を吸い取ります。こする必要はなく、タオルに当てるだけで十分です。

水気を取ったら、指先を上に向けて手袋の口を広げ、風通しのよい場所で陰干しします。直射日光は変色やひび割れの原因になるため避けてください。中に空間ができるよう少し開けておくと、内側までしっかり乾き、ニオイ予防につながります。
注意点
- 直射日光は劣化の原因になるため、必ず陰干ししてください。
- 高温のお湯はNG。ゴムが変形しやすくなります。
- 洗剤が残らないよう、すすぎは念入りに行ってください。
- ゴム手袋の素材やメーカーによって、お手入れ方法が異なる場合があります。ご使用の商品のパッケージや取扱説明書もあわせてご確認ください。
ひと手間で、もっと心地よく使えるゴム手袋に
ゴム手袋は、ほんの少しお手入れするだけでニオイがしにくくなり、長く気持ちよく使い続けられます。特別な道具をそろえる必要はなく、家にある食器用洗剤とぬるま湯だけで十分。このちょっとした積み重ねが、毎日の掃除をより快適にしてくれます。無理なく続けられる範囲で、できるところから取り入れてみてくださいね。
