「なんとなく不調」は、心が立ち止まりたがっているサイン。初秋に始める「心の余白」のつくり方

カルチャー

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2026.09.06

潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。

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夏休みが終わった途端の発熱

夏休み出典:stock.adobe.com

今年は、あまり夏らしくない夏だなぁ……なんて思っているうちに、夏休みが終わった。

世間では、「子どもがずっと家にいて大変だった」「やっと自分の時間が戻ってきた」というお母さんたちの声が聞こえてくる頃だ。

私は、子どもの長期休みがきらいではない。むしろ、子どもと濃密に過ごせる時間が終わってしまうことを、少し寂しく感じるタイプ。

だから、この夏も自分ではご機嫌に、毎日を心から楽しんで過ごしていたつもりだった。

ところが、夏休みが明けた途端、数年ぶりに高熱を出して寝込んでしまった。普段、ほとんど体調を崩さないだけに、突然の高熱には驚いた。

布団の中で、「どうして、こんなに熱が出たんだろう」とぼんやり考えていたとき、ふと気づいたことがある。

私は、「楽しいんだから、疲れているはずがない」と思い込んでいたのだ。

楽しいことでも、身体はちゃんと疲れている

体調不良の女性出典:stock.adobe.com

考えてみれば当然のことなのだけれど、どれだけ好きなことでも、日常のペースや生活リズムが変われば、心も身体もいつも以上にエネルギーを使う。

子どもと一緒に笑って、出かけて、話して。

楽しい時間を過ごしているその裏側で、無意識のうちに気を張っていたり、いつもとは違う生活リズムに身体が合わせようとしていたりする。

「楽しい」と「疲れていない」は、同じではないのだ。

私たちはつい、

「嫌なことをしたから疲れた」
「大変なことがあったから疲れた」

と考えがちだけれど、実は楽しい時間の中にも、静かな疲労は積み重なっている。

だから、「なんだかだるい」「気分がすっきりしない」「理由はわからないけれど、何もしたくない」。

そんな“なんとなくの不調”が出てきたときは、無理に元気になろうとしなくてもいいのだ。

もちろん、体調不良が続くときや強い症状があるときは、医療機関に相談することも大切。

そのうえで、日々の小さな疲れについては、「私、ちょっと頑張りすぎていないかな?」と立ち止まってみる。

私は、そこに心からのメッセージが隠れていることがあると思っている。

心の「余白」は、何もしない時間から生まれる。私自身、高熱で強制的に休むことになって初めて、「もっと早く休めばよかった」と思った。

本当は、完全に動けなくなる前に、自分でブレーキをかけることができたはずなのだ。

本当は、意識してつくりたいと思っているのが、「何もしない時間」。

たった5分でもいい。スマホを置いて、お茶を飲む。
窓の外を眺める。空を見る。
何かを学ぼうともしない。
情報を取り入れようともしない。
ただ、ぼーっとする。

これだけでも、頭の中に詰め込まれていたものが少しずつほどけていく。

そして、もうひとつ大切にしているのが、自分に問いかけること。

「今、本当はどうしたい?」
「何か無理して抱えていない?」
「本当は、休みたいんじゃない?」

忙しい毎日の中では、自分の気持ちを聞くことさえ後回しになってしまう。
だからこそ、ほんの少し立ち止まって、自分の声を聞いてあげる。
それだけでも、心にはちゃんと余白が戻ってくる。

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「できなかったこと」ではなく、「今日できたこと」を見る

笑顔の女性出典:stock.adobe.com

そして、もうひとつやめたいのが、自分を減点法で評価すること。

「あれができなかった」
「もっと頑張れたはず」
「今日は何もできなかった」

そんなふうに、一日の終わりに自分へダメ出しをしていないだろうか。

でも、本当に何もできなかったのだろうか。

今日一日を生きた。
ご飯を食べた。
家族と話した。
仕事をした。
疲れた身体で、それでも一日を終えた。

それだけで、十分なのではないかと思う。

「今日も無事に一日を終えた。これで完璧」

そんなふうに、自分に丸をつける日があってもいい。

これから秋が深まっていくにつれて、木々は静かに葉を落とし、冬に向けてエネルギーを蓄えていく。

自然がそうやって静かに次の季節へ向かうように、私たちもずっと走り続けなくていい。

楽しい時間を過ごしたはずなのに、なんだか身体が重い。理由はわからないけれど、少し気持ちが落ちている。

そんなときは、「どうしてこんな自分なんだろう」と責める前に、「よく頑張ったね」と、自分に声をかけてあげてほしい。

立ち止まることは、前に進むことをやめることではない。

次の季節を、自分らしく心地よく生きていくために必要な時間なのだ。

この秋は、頑張るためではなく、自分に戻るための「心の余白」を、少しずつつくっていこう。

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著者

潜在意識インタビュアーkaho

潜在意識インタビュアーkaho

フリーライター歴13年。著名人から話題の人まで幅広い方々へのインタビューライターを中心に活動中。ヒプノセラピーを学び、潜在意識の中にある大切な情報を気づくことが人生を変化させることを知り、潜在意識インタビュアーとしての活動を2022年からスタート。

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