わが家にキムチづくりブームが訪れた!小さな発見、祖母の思い出…私とキムチにまつわるお話

カルチャー

stock.adobe.com
 キムチ
広告

娘とキムチ作りを始めた中でいろいろ試したところ、大きな発見があった。白菜を干す工程がとても重要、ということだ。

日に当てることで旨みがぐんと増し、歯触りもよくなる。少し干した白菜と干さない白菜との味の差は歴然だ。一般的なキムチのレシピでは「干す」工程は必ずしも重要視されていないが、干しさえすれば市販のキムチの素でもかなり美味しく作れることも比較実験で確認した。干す時間は3時間で十分だそうなので、ぜひ試してみて欲しい。

鮭入りの祖母の「朝鮮漬け」も、もちろん試してみた。漬けてから食べてみるまで、こんなにワクワクした料理実験も久しぶりだ。鮭のねっとりとした歯触りと白菜のさっくりとした食感とのコントラストが心地よく、キムチの奥深さに唸る。生魚入りなので、長期間保存して発酵させるというよりは、さっぱりとした味のうちに数日で食べ切りたい。

祖母の「朝鮮漬け」レシピのおかげで、始めたばかりのわが家のキムチ作りにほんの少しだけ歴史が加わったようで嬉しい。この3〜4ヶ月というもの、あたかも昔からの習慣であるかのように、10日と開けずにキムチを作り続けている。

広告

著者

田内しょうこ

田内しょうこ

「働くママの時短おさんどん料理」「育休復帰のためのキッチンづくり」「忙しいワーキングマザーのための料理」「子育て料理」をテーマに、書籍や雑誌、ウェブサイトで発信。出張教室やセミナーのほか、食と子育て関連の情報発信を行う。著書に『時短料理のきほん』(草思社)、『働くおうちの親子ごはん』(英治出版)、『「今日も、ごはん作らなきゃ」のため息がふっとぶ本』(主婦の友)などがある。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告